ロシアの五輪予選参加容認、坂本「燃える」千葉は「1年後…自信が備わらないと」
◇フィギュアスケート全日本選手権第1日(2024年12月20日 大阪・東和薬品ラクタブドーム) 女子SPでは、4連覇を狙う坂本花織(シスメックス)が78・92点で貫禄の首位発進した。ジュニアの16歳・島田麻央(木下グループ)が75・58点で2位につけ、昨年2位の千葉百音(木下アカデミー)が74・72点で3位だった。 この日の演技前には、国際スケート連盟(ISU)がウクライナに侵攻したロシアと同盟国ベラルーシの両国選手について個人の中立選手(AIN)として26年ミラノ・コルティナダンペッツォ冬季五輪の予選参加を認めると発表。男女シングルで各1人、ペアとアイスダンスで各1組が出場枠獲得に挑めることになった。これを受け、有力選手がコメントした。 世界選手権3連覇中の坂本は「以前みたいに(ロシアの)3人の誰かの間には入りたい気持ちがあったので、その気持ちが復活すると思うと、めっちゃワクワクします。今ロシアだけでなく、アメリカとか他の国も強い。強い選手がたくさんいる中で戦うのは、自分はめちゃくちゃ燃えます」と語った。 今季GPファイナル準優勝の千葉はニュースでロシア語を翻訳して情報をチェックしてきたことを明かし「4回転をポンポン跳ぶ選手がたくさん出てくると思う。今は完全に勝てる自信はないんですけど、1年後には日本代表として胸を張って自分の目標とする試合に出場する自信が備わっていないといけない。今の自分に足りないのはジャンプ力とか4回転の大技。もちろんケガしないように練習するのは大事だし、他のトリプルジャンプも安定させるのは本当に大事なんですけど、入れていかないといけないと強く感じた」と決意を口にした。