<春風を待つ―センバツ・宇治山田商>憧れの舞台へ、胸躍らせ 選手や監督ら31人 甲子園に向け出発 /三重
第96回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催)に出場する、宇治山田商のベンチ入り選手や村田治樹監督ら31人が16日朝、甲子園に向けて出発した。この日は京都府長岡京市の府立乙訓(おとくに)高校で同校野球部と練習試合を行った後、夕方には大阪府泉大津市の宿舎に入った。17日は兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で開会式リハーサルに参加し入場行進の手順などを確認し、18日の大会開会式に臨む。 【写真で見る歓喜の瞬間】歴代のセンバツ覇者たち 16日午前6時ごろ、野球部員や村田監督ら約15人がバスに乗り、伊勢市の学校を出発。松阪と津の2市に立ち寄って残りの部員らを乗せ、京都に向かった。学校を出発する際には、野球部のマネジャー5人や江崎徹校長も見送りに駆け付け、江崎校長は「本番に向けてコンディションを整えて、頑張ってほしい」と激励した。 学校からバスに乗り込んだ中村帆高(3年)は、13日に日帰りで行った甲子園練習は「憧れの舞台で練習できて楽しかった」と振り返り、「次、本番で戦えると思うとわくわくする」と話した。村田監督も「甲子園に連れて行ってくれる選手らには感謝しかない。選手個人の力と、チームの力を出せてあげられるようにしたい」と意気込みを語った。 マネジャーや他の部員らは通常通り授業を受けて、東海大福岡(福岡)と対戦する大会第4日(21日)の当日か、その前日に現地に向かう予定。【原諒馬】 〔三重版〕