車は「10年」で買い替えたほうがいいと父親に言われたのですが、なぜなのでしょうか?寿命があるのですか?
車は生活を送るためになくてはならないものと思う方もいるかもしれません。しかし、簡単に乗り換えられる価格ではないため、できるだけ同じ車に長く乗り続けたいと考えている方も多いのではないでしょうか。 ▼トヨタ「アル・ヴェル」は月々でいくらの支払いが必要? 返済額を試算してみた! そこで本記事では、車は10年で買い替えるべきなのかを解説します。買い替えの参考にしてみてください。
車の寿命ってどれくらい?
車の寿命は車種やメンテナンス状況によって異なりますが、「10年」というのは一つの目安として考える指標にはなります。理由としては、一般的に10年乗ると走行距離も10万キロ前後となる可能性が高いためでしょう。 車に使用されている部品は、10万キロ程度までは走っても耐えられるようにつくられていることが多いとされています。そのため、メンテナンス状況や走行の仕方にもよりますが、10年をこえると車のどこかしらにトラブルが生じてしまい、故障したり修理が必要な状態になったりする可能性があるようです。 「普段そこまで車に乗らないから10年で10万キロには到達しない。もう少し乗れるのでは?」と考える方も多いでしょう。しかし、それほどの距離になっていなくても車は屋外に置かれていることが多く、紫外線や熱、雨風の影響で劣化するため、距離とは関係なく10年は一つの区切りといえるでしょう。 また「気に入っているから丁寧にメンテナンスして、10年以上乗りたい」という場合であっても、車種によっては10年たつと修理に必要な部品が手に入らなくなり、修理対応ができなくなる可能性もあります。 以上の通り、10年ほど乗ると到達する走行距離である10万キロは、一つの買い替えの目安といえるでしょう。
10年たった車の維持費
新規登録から10年たった車は、購入時と比較して維持費もかかってきます。具体的にどのようなところに費用がかかってくるかを解説します。 ■自動車税 自動車税は、自動車の総排気量によって異なります。例えば、一般的なコンパクトカーは1~1.5リットル以下で、税金は令和元年9月30日以前初回新規登録した車の場合、納める額は年間3万4500円です。 しかし、東京都主税局「自動車税種別割」によると、ガソリン自動車は13年を超えると「環境負荷の大きい自動車に対する重課」がかかるようで、重課率は概ね15%とされています。