平田憲聖が巧みなトラブル回避でスコア66 男子ゴルフZOZOチャンピオンシップ第2日
千葉県習志野CCで25日行われた男子ゴルフのZOZOチャンピオンシップ第2日。今季4勝を挙げ、目下賞金ランク1位の〝日本代表〟平田憲聖が冷静な〝トラブル回避〟を見せた。終盤の17番（パー4）、左ラフからの2打目はグリーン右奥の林の中まで飛ぶミスショット。でも「ちょっと前が開いていた」と狭い空間を狙ってピンまで5メートルに付けてねじ込んだ。 18番（パー5）も1打目を右の林の中へ。「スライスをかけて出そう」と思った2打目が木に当たって大きく跳ね、反対側の左の林にまで飛んだ。トラブルが続く。パニックになりがちだが、平田は冷静だった。「隣から攻めよう」と3打目を18番と並行する9番のフェアウエーへ回避。思惑通り「（18番の）ピンも見えた」4打目、90ヤードを2メートルにつけてパーでしのいだ。 「切り抜けたけど、ラフはきつい。フェアウエーをキープすればスコアは作れる」と。この日66は日本選手のベストスコアタイ。首位とは7打差の16位だが、トップ10なら次戦の米ツアー（11月、メキシコ）に参戦できる。「小さい頃から米ツアーに憧れていた。自分がそこにいる姿は想像できないが、目指したい」。平田の誓いである。（清水満）
