「高所得貧乏」のNG行動3選「世帯年収1000万円」でも貯金ができない?!
「世帯年収1000万円」に憧れる人も多いのではないでしょうか。ただし、どんなに高収入でも貯蓄ができない世帯は意外と多いです。 ◆【一覧表】年収1000~1200万円未満世帯の貯蓄額はやっぱりすごいのか?! 本記事では、高所得貧乏な世帯がやりがちなNG行動を3つ紹介します。所得は高いけどお金が貯まらない世帯は、ぜひ参考にしてみてください。 ※編集部注:外部配信先ではハイパーリンクや図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
世帯年収1000万円でも貯金がない世帯はどれくらいあるのか
まずは、世帯年収1000万円あるのに貯蓄がゼロの世帯がどれくらいあるのか確認しましょう。 金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査【二人以上世帯調査】令和5年調査結果」によると、世帯年収1000~1200万円の世帯の貯蓄額の分布は以下のとおりです。 ●世帯年収1000~1200万円未満の人の貯蓄額 貯蓄額 割合 ・非保有 11.5% ・100万円未満 3.2% ・100~200万円未満 4.4% ・200~300万円未満 2.8% ・300~400万円未満 2.8% ・400~500万円未満 3.2% ・500~700万円未満 4.8% ・700~1000万円未満 7.1% ・1000~1500万円未満 12.3% ・1500~2000万円未満 6.7% ・2000~3000万円未満 13.1% ・3000万円以上 26.2% ・無回答 2.0% 平均 2400万円 中央値 1280万円 貯蓄がゼロの世帯は11.5%もあります。世帯年収が1000万円を超えているのに、貯蓄ができない世帯があることに驚く人もいるのではないでしょうか。 ただし、貯蓄が3000万円以上ある世帯も26.2%います。そのため、同じ世帯年収でも貯蓄には大きな差があります。
高所得貧乏のNG行動3選
高所得なのに貯蓄ができない世帯は何が問題なのでしょうか。 ここからは、高所得貧乏な世帯がやりがちなNG行動3つを確認しましょう。 ●NG行動1.お金の管理をしていない NG行動1つ目は、お金の管理をしていないことです。 貯蓄ができない世帯は、家計簿の記録や毎月の収支の把握ができていない世帯が多いです。 そのため、入ったお金を無計画に使ってしまいます。 一方で、お金が貯まる世帯は収支を自分でコントロールするのが上手いです。月初めに、今月はいくらまでお金を使っていいというルールを決めています。 そのため、毎月確実に貯蓄ができ、お金が貯まっていきます。 ●NG行動2.固定費を気にしない NG行動2つ目は、固定費を気にしないことです。 固定費が高いとお金を貯めるのは難しくなります。たとえば、スマホアプリのサブスク代やジム代、保険料、家賃、駐車場代などが代表的な固定費です。 これらを削減できれば、貯蓄がしやすい家計に改善できます。月5000円の固定費を削ることで貯蓄できる金額は以下のとおりです。 ●月5000円の固定費を削ることで貯蓄できる金額 経過年数 貯蓄額 ・1年目 6万円 ・3年目 18万円 ・5年目 30万円 ・10年目 60万円 ・20年目 120万円 ・30年目 180万円 30年間で180万円もの節約効果があります。固定費は一月でみるとそこまで大きくなくても、長い目で見ると与える影響は大きいです。 お金を貯めたい人は、ぜひ固定費を削減してみてください。 ●NG行動3.見栄をはるために浪費をする NG行動3つ目は、見栄をはるために浪費することです。 見栄は、上限がありません。「自分より少しでも良い時計やバックを持っている人がいると気に入らない。」こんな考え方をしていては、いくらお金があっても足りないでしょう。 見栄を捨てれば、劇的に家計が改善するかもしれません。