派手なネイル「職場で避けられた」「婚活でフラれた」…“失敗の数々”に共通する《TPOわきまえなさ》
ネイルでの失敗! 実例の数々
メイクやファッションと同じように、ネイルを楽しむ女性は多いですが、そのネイルで“やらかしてしまう”こともあります。自分の好きなもので彩っているだけのつもりが、実は周りは良く思っていなかった、ということは少なくありません。 【画像】どこからNG…? これが「派手ネイル」の実例です!(画像15枚)
失敗から学ぶ…みんなのネイルにまつわる失敗談
本来、爪の先までケアの行き届いた美しい手は、好感を持たれるものであるはずです。しかし時と場合によっては、周囲の反感を買ったり敬遠されてしまうこともあります。 次のような場面に出くわした経験はありませんか? 「派手なカラーをしていたら、怖い人と思われて後輩社員から避けられていた」 「長めのネイルをしていたら、婚活で『家庭的な人が好き』と交際を断られた」 「祖母のお葬式でジェルネイルを落とさずに帰省したら母に泣かれた」 「規則通り控えめなネイルで行ったのに、スーパーのバイトを帰された」 「就活の集団面接でネイルをしているのが自分一人で、気になってずっと手をグーにしていた」 「妊婦検診でネイルを落とさずに行ったら、看護師さんに怒られた」 などなど。ネイルにまつわる失敗談は想像以上に多いのが実情です。
大切なのは…TPOをわきまえること!
大人の女性がネイルで失敗しないためには、TPOをわきまえることが大切です。特に“やらかし”が多い場面、注意が必要な場面は以下の通りです。失敗しないためのポイントと併せて解説していきます。 ◇冠婚葬祭 冠婚葬祭、特に気を遣わなければならないのがお葬式です。お葬式では、基本的にネイルはオフするのがマナーだと言われています。遺族への配慮を忘れないようにしましょう。 とは言え、急な参列が決まったときは、ジェルネイルやネイルチップの場合、オフしたくてもサロンの予約が取れないということもあるかもしれません。そのような場合は、目立たないベージュなどのマニキュアやネイルシールを上から重ねるなどの対応を試みましょう。 ◇就活・オフィス・アルバイト 会社やお店などでは、爪に関する規則を設けているところもあります。「派手過ぎず、業務に支障をきたさないもの」、「清潔感のある透明かピンク系・ベージュ系のみ」など。 ここで注意が必要なのは「派手な色」や「清潔感のある色」などは人それぞれ受け止め方が違うという点です。特に普段ネイルをしている人と全くネイルをしない人では、ネイルに対する感覚が違います。入社当日などの当初は控えて、まずは同僚のネイルを参考にするのが得策です。 ◇病院 定期的に通院する場合や、入院の際にはネイルを落としてくるよう指示する病院がほとんどです。理由は、酸素飽和濃度を測定するパルスオキシメーターは、指先にクリップを付け、爪に光を当てて数値を測定しますが、マニキュアやネイルをしていると正しい数値が計れない場合があるからです。 その他にも、医師が爪の下の皮膚の色を見て貧血のチェックをしたりする場合もあるので、病院へ行くときはネイルは控えましょう。病院によっては、その場でオフされる場合もあるようです。 ◇婚活パーティーや合コン 婚活パーティーや合コンなどの場ではどうでしょうか。次のようなデータがあります。ライフスタイルメディアの「ファストレンド」が2022年8月に行ったネイルに関する調査によると、女性のネイルのついて「あり」「どちらかと言えばあり」と回答した男性は78.3%、「なし」「どちらかと言えばなし」と回答したのは21.7%ということが分りました。 ネイル否定派は実は2割程いるようです。5人に一人というのは、それなりに見過ごせない割合ではないでしょうか。 また、一部ですが「全く興味がない」「どうでも良い」という男性もいます。合コンなどでの男性ウケを狙ってネイルに気合いを入れても、空回りして終わることもありそうです。むしろ、盛り盛りにデコったネイルや長さのあるデザインなどは控えておいた方が良いかもしれません。
誰からも好かれる“好感度ネイル”とは?
「女性らしいデザインが好き」、「とにかく個性的なのが好き」など、ネイルの好みは人それぞれ。しかしながら、クリアや肌なじみの良いピンクやベージュなど、自然に近い美しさはやはり一番無難、好感度が高いカラーだと言えます。 とは言え、ネイルは人に好かれるためだけにするものでもありません。自分の気分を上げるためにも、TPOをわきまえつつ楽しみたいものです。
渡邊倫子