【MLB】メッツがブルペン補強 レイズとのトレードで右腕メイトンを獲得 今季40登板で防御率4.58
ブルペンの補強を必要としていたメッツが7月末のトレード・デッドラインを待たずに補強に動いた。日本時間7月10日、メッツは金銭または後日指名選手1人とのトレードでレイズから右腕フィル・メイトンを獲得したことを発表。メッツのデービッド・スターンズ編成本部長によると、メッツはメイトンの今季の残り年俸を全額負担することになるという。メイトンをロースターに加えるために、メッツは左腕ジョーイ・ルケーシーをDFAに。一方、メイトンを放出したレイズは右腕マニュエル・ロドリゲスをメジャーへ再昇格させている。 現在31歳のメイトンは昨季まで3年連続で65試合以上に登板しているリリーフ右腕。昨季終了後にアストロズからFAとなり、1年625万ドル+球団オプション1年の契約でレイズに加入した。今季はここまで40試合に登板して1勝2敗2セーブ、9ホールド、防御率4.58を記録。6月上旬の時点で防御率が6点台後半まで悪化したが、直近11登板では防御率0.75(12イニングで1失点)と本来の安定感を取り戻しつつある。 メッツのリリーフ防御率はメジャー16位の4.13。ブルックス・レイリーとドリュー・スミスが今季絶望となるなか、7月に入ってからは防御率9.41(メジャーワースト)とブルペンが崩壊しており、リリーバーの補強が急務となっていた。スターンズ編成本部長は、メイトン獲得について「我々のブルペンやチームを助けてくれると思う」とコメント。「チームのためになる動きを今後も模索していく」とさらなる補強に動くことを示唆した。