【MLB】米公式によるサイ・ヤング賞の模擬投票 タイガース・スクーバルとブレーブス・セールの両左腕がトップに
日本時間7月9日、米公式サイト「MLB.com」は今季4度目となるサイ・ヤング賞の模擬投票の結果を発表した。ア・リーグはタリック・スクーバル(タイガース)、ナ・リーグはクリス・セール(ブレーブス)といずれも好成績を残している左腕がトップに。なお、今回の模擬投票には「MLB.com」の39人の有識者が参加し、現時点の成績だけでなく、残りのシーズンで何が起こるかを予想したうえで投票が行われている。1位票5ポイント、2位票4ポイント、3位票3ポイント、4位票2ポイント、5位票1ポイントで集計されている。 ア・リーグはスクーバルが39人中24人から1位票を獲得。模擬投票では3回連続でトップとなっており、文句なしの最有力候補と呼んで差し支えないだろう。昨季ブレイクの兆しを見せ、メジャー5年目の今季はここまで18試合に先発して110イニングを投げ、10勝3敗、防御率2.37、132奪三振の好成績をマーク。勝利数、防御率、奪三振はいずれもリーグ3位となっている。 残りの1位票は、コービン・バーンズ(オリオールズ)が10票、セス・ルーゴ(ロイヤルズ)が3票、ギャレット・クローシェ(ホワイトソックス)が2票獲得し、総合順位でも2位バーンズ、3位ルーゴ、4位クローシェという結果に。5位にはローガン・ギルバート(マリナーズ)がランクインした。 一方のナ・リーグはセールが39人中18人から1位票を獲得。ブレーブスに加入した今季はここまで16試合に登板して99回2/3を投げ、11勝3敗、防御率2.71、127奪三振をマーク。2019年以降、故障に悩まされるシーズンが続いていたが、35歳にして完全復活を遂げようとしている。2012年から2018年まで7年連続でサイ・ヤング賞投票の6位以内に入ったが、もし受賞すればキャリア初となる。 スクーバルが大本命となっているア・リーグとは対照的に、ナ・リーグはやや混戦模様となっており、ザック・ウィーラー(フィリーズ)が11人、レンジャー・スアレス(フィリーズ)も7人から1位票を獲得。総合ポイントでもウィーラーが2位、スアレスが3位となった。4位には1位票を1票だけ獲得したタイラー・グラスナウ(ドジャース)、5位には1位票を獲得できなかったローガン・ウェブ(ジャイアンツ)がランクイン。残りの1位票はポール・スキーンズ(パイレーツ)とレイナルド・ロペス(ブレーブス)が1票ずつ獲得し、今永昇太(カブス)と山本由伸(ドジャース)もポイントを獲得している。