小池都知事定例会見11月4日(全文1)豊洲延期、維持経費削減も1日500万円
若年性の認知症総合支援センターを多摩地域に開設
それから、次に突然話変わりまして、認知症のお話でございます。都内で2カ所目となります若年性の認知症総合支援センターを多摩地域に開設するというお知らせでございます。若年性の認知症といいますのは、65歳未満が対象になるかと思います。働き盛りの世代であり、そのときからもう発症してしまうということは、すなわち、ご本人は当然でありますけれども、ご家族にとりましても大変な大きな事態でございます。医療、介護に関わることだけでなくて、仕事が続けられないとか、それによって経済的な不安を抱えるなどといった多岐にわたる生活上の課題を抱えることになるわけでございます。 そして若年性認知症総合支援センターでございますけれども、さまざまな相談、それから専門のコーディネーターがワンストップで受け付けをするというところでございまして、電話相談、面接、そして訪問、このような支援。それから地域の関係機関との連携などによりまして、それぞれの状況に応じた個別の支援を実施することとなります。 2カ所目と申し上げましたのは、平成24年度から目黒区内に、このセンターを設置したところで、相談等を行ってまいりました。今回は2カ所目、多摩地域は日野市内でございます。東京都多摩若年性認知症総合支援センターを開設いたしまして、今月10日木曜日から相談を開始することとなっております。これによって多摩地域の方々で、若年性の認知症に関してご相談になりたい方は利便性が高まるということかと思います。詳細のほうは福祉保健局にお尋ねいただければと存じます。
ボランティア活動に関するキャンペーンについて
それからまた話はがらりと変わりまして、ボランティアの、ボランティア活動に関するキャンペーンでございます。東京都では2020年のオリンピック・パラリンピック競技大会を契機といたしまして、ボランティア文化の定着を図って都民がお互いに支え合う共助社会をつくっていこうということで進めているところでございますけれども、特にボランティアの文化の定着には10代や20代の若い方々に、できるだけ早いうちからボランティアに親しんでもらうということが大切でございます。 いや、すでに東日本の大震災、熊本、古くはといいましょうか、私、95年の阪神大震災のときも、あの辺からボランティアであるとか、NPOとか、そういった活動が日本に少しずつ定着して、今はかなり定着してはきていると思いますけれども、さらに若者の皆さま方に、このボランティア活動に、より積極的に参加していただこうということで、ちょいボラ。このネーミングについてどうかは議論のあるところかもしれませんけれど、ちょっとでもいいからボランティアやってみましょうよということで、ちょいボラということで、この動画を制作いたしましたので、ちょっとご覧いただきたいと思います。 女性(VTR):(※判別できず)。 池田(VTR):ちょっとしたことだってもうボランティア。ちょいボラ。 小池:ということで、このみちょぱさん。モデルさんで、とても人気があるという、池田美優さんにご出演いただいております。そして11月23日水曜日、祝日でありますけれども、代々木公園の野外ステージでこのイベントも行いますので、若者、若い方々も、できれば皆さんもぜひご参加いただければと思います。 このイベントでありますけれども、イベント参加者とみちょぱさんが一緒に公園周辺で、ごみ拾いを行うということで、トークショーであるとか、ボランティア団体のブース展示なども行うところでございます。先ほどご覧いただいた動画でありますけれども、11月の7日、来週月曜日からTwitterなどのSNSで配信をすることとなっております。また東京メトロの車内ビジョンでも放映をいたします。それから渋谷駅前の街頭ビジョンで放映するなど、渋谷駅周辺でのポスターを張りまくるということで、集中的な広報を行っていく予定でございます。担当は生活文化局でございますので、どうぞお問い合わせのほういただきたいと思います。 最後に私からの報告といたしましては、重要なテーマであります豊洲に関してでございます。豊洲市場の移転につきましては延期をいたしましたが、もともとは11月7日が開場予定日であったわけでございます。その開場予定を前にいたしまして、あらためて、この豊洲移転、市場の問題について、問題点を整理させていただき、これからどのような点を踏まえる必要があるのか。これは行政上の手続きの観点、これを中心といたしまして、一応、皆さま方と共に整理をさせていただきたいと思います。