「ヨーグルト」の健康効果は腸内環境を整えるだけでない! ヨーグルトを食べるメリットを管理栄養士に聞く
ヨーグルトは朝・夜どちらに食べるべき? ダイエットに効果的な時間とは
編集部: ヨーグルトはダイエットにも効果的なのでしょうか? 山本さん: 満足感があり、腹持ちが良いことなどからダイエットにも効果的です。内臓脂肪の蓄積を抑えるガセリ菌SP株を含んだヨーグルトなど、ダイエットに効果的なものも数多くあります。また、食前にヨーグルトを食べることで、糖分の吸収を緩やかにし、血糖値の急激な上昇を抑えるという効果もあります。 編集部: ヨーグルトは朝と夜、どちらに食べたら良いのですか? 山本さん: 朝に食べるメリットは、食欲がない時・時間がない朝でも食べやすく、習慣化しやすいことが挙げられます。また、フルーツやシリアルなどと一緒に食べることで、1日の活動に必要なエネルギーを簡単に補うこともできます。 編集部: 夜に食べるメリットについても教えてください。 山本さん: 夜に食べるメリットは、「腸のゴールデンタイム」が挙げられます。腸の働きがより活性化するゴールデンタイムは、起床してから15~19時間後と言われています。そのため夕食後にヨーグルトを食べると、ちょうどゴールデンタイムに腸が活性化し、腸内環境を整えるのに役立ちます。就寝の2、3時間前には食べておくとより効果的ですね。また、体へのカルシウム吸収率は、夜のほうが高くなるという研究結果もあります。朝と夜、どちらにもメリットがあるため、ヨーグルトを食べる目的や体質に合わせて食べるタイミングを選択しましょう。 編集部: ダイエットにはどんなヨーグルトがおすすめですか? 山本さん: ダイエットとして食べるなら、無糖・低脂肪のものがおすすめです。砂糖が添加されている加糖タイプのヨーグルトは、糖分の摂りすぎにつながるためですね。ヨーグルトは脂質も多く含んでいるため、低脂肪のものであるとより良いでしょう。また、タンパク質が添加されたタイプやギリシャヨーグルトなどは、タンパク質を手軽に摂取できるためおすすめです。