今の自分はファンと愛ある企業ありき。|えみ姉のB面
家族でも友達でもない、クリエイターとファンの関係値
―視聴者やファンとの繋がりを強めていくために大事にしていることを教えてください。 思っていないことは言わず、信用を少しずつ積み重ねることです。信頼は一瞬では培えないものですから、それまでの信頼を壊さないように普段の発言に気をつけたり、仕事を選んだり、すごく気にかけています。マネージャーや社員からも、「これはやらない方がいい」「これは違う」とストップをかけてもらっています。 ―ファンや視聴者のエンゲージメントを高めるために行っている具体的な取り組みにはどのようなものがありますか? 5月に「えみ姉の保健室」という月額制のオンラインコミュニティの運営を始めたんです。自分のことを褒める「自分褒め日記」や、何でもシェアできる場所、マンツーマンの相談室などを用意しました。ファンからお金をいただいてコミュニティを作るからこそ、私とファンがより近くで繋がるだけでなく、ファン同士が友達になれるようなSNS以外の居場所を作ろうと思って立ち上げました。実際、コメント欄でファンの子同士が支え合っていて、すごく平和なSNSみたいな感じで、私もほっこりしています。 ―えみ姉さんにとって、ファンはどんな存在ですか? 鏡みたいな存在ですね。インフルエンサーとして活動してきたこの4年間で私自身いろいろな変化があったのですが、昔から応援してくれている子たちと会うと、表情や見た目、マインドが全然変わっているんですよ。ファンの子たちを介して、私自身を見ているような気持ちになります。 ファンの子にとって、私は家族ではないし、かといって友達でもない。でも、だからこそ話せる部分もあると思うんです。良い距離感で私を使ってもらって、それを積み重ねていきながら、次に会う時に自分もファンの子も成長していたら良いなと思います。 4年前までは何者でもなかった私が今の私になれているのはファンのみんなありきなので、すごく大切に思っています。私が大きくなって、みんなへ還元していけることもどんどん増やしていきたいですね。