今の自分はファンと愛ある企業ありき。|えみ姉のB面
いただいた分は倍以上にして返す。コラボの決め手は愛
―コラボレーションしたいブランドや企業はありますか? CHANEL(シャネル)です。ハイブランドが好きなのもあるんですが、そもそもブランドの歴史背景や創業者のココ・シャネルの生き方が好きで。彼女は女性のファッションに革命を起こして一つの時代を築き上げた人で、生き方が本当にかっこいいし、「自分たちの生きやすさ」という意味では、今の私達にも通じるものがあると思います。だから、強くいたいと思う時に、そういう意味のあるブランドとしてCHANELを身につけることがあります。また、「CHANELの商品を買うために頑張る!」と気を引き締めてもくれるブランドです。 ―逆に、えみ姉さん自身が企業とのコラボレーションを決める際の基準は何ですか? お金や成果だけでなく、私のことや、私の先にいるファンのことも大切にしてくれる企業さんとお仕事をするようにしています。仕事となると利益をちゃんと出して、お互いwin-winな関係でなければなりません。なので、お金や成果を最優先にして、ほかをないがしろにするような場合はお仕事をしないですし、逆に良くしていただいた分は倍以上にして返すのが私のスタンスです。 また、私がお金を出してでも買いたいと思えるかも大切にしています。素敵な企業と大切なファンを繋げるのが私の役割なので、私自身が買いたいと思えるものでないとファンの子たちには買わせられません。そこを厳しく精査するのが私でないと、意味がないと思っています。
常に次の目標へ向けて。自分とタイミングを信じて突き進む
―今後取り組みたいと考えている新しいプロジェクトにはどのようなものがありますか? もっとマインド系を体現できるプロデュースをしたいですね。自分の気持ちが切り替えられるようなものや、気分が上がるものが好きなので、香りやボディケアなどのビューティーケアのプロジェクトをしてみたいです。 ―そういった新しいことに挑戦したい理由やモチベーションの源泉はなんですか? 私自身、次の目標やビジョンがないと不安になっちゃう性格なんです。一つ目標を達成したら、もっと高みを目指して次の目標を、みたいにいつまでも満足できないんですよ。目標の一つだった独立が達成できたので、次は事業を作ることを目指しています。 ―そのようにどんどん次のステップへ進んでいくために日頃行っていることはありますか? 常に自分の感覚を大事にしていて、特にタイミングは意識しています。振り返ってみると、あの時に失敗と思ったことは失敗じゃなかったし、あれがあるから今があるし、あの時に動いたから今こうなっているし……。「これをやりたい」と今思いついたことにも意味があると思うんです。だから、将来に向けて今この時に頑張ろうと信じて突き進んでいきます。 マインド系と美容系を主軸に発信するえみ姉さん。いつも自然体で語り掛ける姿に、親近感を抱く視聴者も多いだろう。視聴者やファンを楽しませたり、気持ちを落ち着かせてくれたり、モチベーションを高めてくれたり。そんな発信の背景には、ファンへの感謝と、常に次のビジョンを追いかけるえみ姉さん自身のゆるぎない思いがあるからなのかもしれない。
文:安藤 ショウカ/写真:小笠原 大介