<センバツ高校野球・栃木2校出場>作新学院/石橋 選手紹介/2 /栃木
個性を生かすリード 作新学院 草野晃伸捕手(2年) 昨秋の大会では、6投手の個性を生かしたリードを披露。継投策で勝利を重ね、センバツへの切符をつかんだ。「うれしさ以上にほっとした」と胸をなで下ろす。 脳裏にあるのは、昨夏の県大会準決勝でのサヨナラ負け。弱腰で要求したスライダーを相手の4番打者にスタンドへ運ばれ、大会連覇が10で途切れた。「自分のリードのせいで負けた」と悔やんできただけに、甲子園への思いもひとしおだ。 主将として「あいさつやゴミ拾いを当たり前にできるように」と部員の立ち居振る舞いにも気を配る。「運も実力のうちというけれど、やっぱり運に味方されたい。愛されるナインでいないと」。小山市立小山城南中出身。181センチ、73キロ。【井上知大】 ◇大声でチームを鼓舞 石橋 横松誠也捕手(2年) 右ひざの半月板をけがし、昨年4月に手術を受けた。秋の県大会はベンチに入ったものの、出場機会はなかった。「声を掛けることしかできず、キャプテンとして申し訳なかった」と振り返る。 練習に合流できたのは10月。リハビリ期間で股関節が柔らかくなり、体の使い方がうまくなったという。後輩たちにプレーを見せられない分、一番早くグラウンドに来たり、準備も最初に始めたりし、姿勢で見せることを心がけた。練習中、「今のいいよ!」と誰よりも大きな声でチームを鼓舞する姿が目立つ。 「強みはチャンスでのバッティング。秋の恩返しができるように、チームに貢献したい」。下野市立国分寺中出身。174センチ、75キロ。【鴨田玲奈】 =つづく