自民、新たに6人“非公認” 基準は「勝てるかどうか」……処分対象外、不出馬でも非公認 「非公認を多く見せたい」指摘も
■「当選可能性が全くないので非公認」
小栗委員長 「また(新たに非公認となった)今村氏と越智氏は、そもそも“裏金問題”の処分の対象にもなっていませんでした。党幹部は『当選の可能性が全くないので非公認とした』と説明しています」 「越智氏は不記載額も少なく、処分の対象にもなっておらず、自民党が比例代表の重複立候補を認めない方針を示した後、既に今回の選挙には出馬しないと表明もしていました」 「それにもかかわらず、あえて非公認とする意味があったのか、非公認の数を多く見せたかったのでは、という声も党内からは聞かれます」
■党首討論で立憲・野田代表が反発
佐藤アナウンサー 「これでけじめがついたと言えるのでしょうか?」 小栗委員長 「立憲民主党の野田代表は9日の党首討論で、『選挙に勝てるかという観点から判断するというのでは、事の悪質度とは関係なく公認・非公認を決めているように聞こえる』と反発しました」 「『ご祝儀相場があるうちに解散すれば勝てるだろうという思いから、早期解散を決めたのではないか。“裏金隠し解散”ではないか』とも批判しています。石破首相は『最終的に、主権者たる国民の皆さま方がご判断になるということ』と述べました」 「9日から事実上の選挙戦に突入し、その判断は私たちに委ねられています」 篠原ともえさん(デザイナー・『news zero』水曜パートナー) 「(前回出演した2日の時点では)公認するという方向だったので、私は『国民の声を聞いてほしい』とコメントしました。するとその後に非公認となったので、『世論の声って届くんだ』とうれしくなりました」 「ただ(今回)、選挙に勝つためだけのアクションだったのかなと思ってしまいました。しっかり政治の背景を学んで判断していきたいと感じました」 佐藤アナウンサー 「衆議院選挙は15日公示、27日投開票です」 (10月9日『news zero』より)