南ア大勝、ウェールズは87年ぶり年間0勝の屈辱 ラグビー
【AFP=時事】ラグビーテストマッチが23日、英カーディフのプリンシパリティ・スタジアムで行われ、世界王者の南アフリカが45-12でウェールズに圧勝した。敗れたウェールズは12連敗を喫し、1937年以来となる年間未勝利が決まった。 【写真】トライを決めるヘンドリクス(その他全9枚) スプリングボクス(南アフリカ代表の愛称)は敵地で終始ウェールズを圧倒。正確な攻撃と堅い守備、巧みなセットプレーを兼ね備えたプレーで7トライを挙げ、2トライのウェールズを上回った。 今年は南半球4か国対抗戦のザ・ラグビーチャンピオンシップも制した南アフリカは、この結果、13戦11勝でシーズンを終えた。南アフリカが11月のツアーで全勝したのは2013年以来で、2025年を世界ランキング1で迎えることになる。 主将のシヤ・コリシは、今月のスコットランド戦とイングランド戦について、「最初の2試合は満足できなかった。もっとうまくやれた部分がたくさんあった」と話し、「結果も重要だが、内容の方が大事だ」と続けた。 一方のウェールズは、2023年10月のW杯・ジョージア戦を最後に勝利がなく、多くのベテラン選手が引退する中、ウォーレン・ガトランド・ヘッドコーチ(HC)は経験の浅い選手たちを起用せざるを得なくなっている。 ウェールズラグビー連盟(WRU)は24日に年次総会を開き、そこで指揮官の将来について議論する予定となっている。【翻訳編集】 AFPBB News