ホーム先発、アウェー控えの起用続く久保建英「今のところオッズ通りに来ているのでどうなるか(笑)」
日本代表MF久保建英(ソシエダ)が北中米W杯アジア最終予選第6戦・中国戦(○4-0)を翌日に控えた18日の練習後、報道陣の取材に応じ、試合会場の厦門白鷺スタジアムに立った感触を口にした。 【写真】「全然違う」「びびるくらいに…」久保建英の9年前と現在の比較写真に反響 試合会場は2023年に開業したばかりの新スタジアム。当初は同年のアジア杯に使用される予定で建設されたが、中国が開催権を返上したため使用実績が少なく、事前情報がほとんどない状態で試合を迎えることになる。 前日練習で初めてスタジアム入りした久保によると、試合会場の芝生は「雨も降っていないので悪いとかはない」という一方で「でも僕はあまり好きじゃないですね」という感想。例えるなら「人工芝っぽい」感触なのだという。 もっとも、試合に向けてはしっかりと適応を進めていく構えだ。試合が行われる19日夜は雨予報となっているため、ピッチコンディションは読めない部分もあるが、雨が降らない場合は散水が行われるとみられ、「水を撒いてくれればドリブルでつっかえることはない」と自信も示した。 そんな久保だが、15日のインドネシア戦(○4-0)ではベンチスタートで出番がなく、W杯最終予選では5試合中2試合の先発のみ。所属クラブとアジア杯との連戦が続いた昨季はケガに悩まされ、この起用の背景には負荷軽減もあるとみられるが、同様に時間限定での起用が続くソシエダでの立場については「どこのチームでもどの立場でも僕は試合に出たい」と語っており、日本代表での現状も受け入れやすいものではないはずだ。 それでもソシエダでの試合と同様に「結果を出せば使ってもらえるのはわかっている。自分のパフォーマンスを上げていくことで試合に使ってもらえる回数も増える」というブレない視座で競争に向き合っていく構えだ。 ここまでの最終予選では奇しくもホームは先発、アウェーはベンチという起用が続いており、中国戦での“アウェー初先発”が見込まれながらも「(次の試合も)そう考えたらベンチの可能性もあるかもしれないですね。今のところオッズ(見込みの確率)通りに来ているのであとはどうなるか(笑)」と冗談めかした久保。「チャンスがあれば頑張ります」と意気込んだ。