「齋藤新党」創設も…齋藤元彦知事の再選で維新代表・吉村洋文知事らが目論む「参院選での大旋風」の現実味
「石丸新党」との連携
そんな齋藤知事を懐柔しようと、さっそく吉村府知事が動いた。当選当日に祝福のメールを送り、翌日の会見で、「改革の方向性として一致し、同じ理念だと今でも思っている」と語ったのだ。 「来年は大阪万博もあり、吉村知事は民意を得た齋藤知事と協力しておきたい。一方の齋藤知事も、吉村知事は大阪府財政課長として仕えたかつての上司。議会に足がかりがないので、維新の代表に選出されるのが確定的な吉村知事とは関係を修復しておきたいはずです」(前出・記者) その先に見据えるのが、来年以降の選挙である。 「都知事選で2位になった石丸伸二氏が来年の都議選に向けて、『石丸新党』立ち上げの動きを見せています。国政政党化がうまくいっていない維新は石丸新党と協力したい。そこに齋藤新党が加われば、東京・大阪・兵庫の地域政党の連合体ができる。これで旋風を巻き起こす構想を吉村知事は描いているのではないか」(前出・陣営関係者) 齋藤知事の再選は兵庫県だけでなく、国政にも変化をもたらしそうだ。 「週刊現代」2024年11月30日号より あわせて読みたい。【前兵庫県副知事が語る「告発文書は、齋藤県政転覆のためだった」…キックバック、パワハラ内部告発、そして百条委員会の「深層」】
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