新東京都民ゴルフの経営がマルハングループに交代。都内のパブリックコースの存続が決定!
“河川敷ゴルフ場発祥の地”と称される新東京都民Gの経営母体が、紆余曲折を経て交代した。
しかし、その翌年には医療法人葵会グループの支援で営業再開を決定し、リニューアル時の開場式典には青木功や倉本昌弘が出席し、会員募集も始めた。明るい展望が見えたかのようだったが、前述のように4年後の今年に経営母体が交代となったのである。マルハングループの韓俊社長と、前経営の葵会・新谷幸義理事長は親交があったという。 ただ、新谷氏が当時夢に描いていた「5年後には桜の名所にしたい」との願望は、規制などもあり進んでいなかった。買収した理由を同グループ広報の佐藤将大氏は次のように話す。 「“東京"と名の付くゴルフ場で気軽にプレーできるパブリックコースは、やはり残しておきたいというのがありました。基本的には現状のままで継続しますが、クラブハウスの簡単な改装やコースの傷んだ人工芝などは取り替えています」。 同Gは夜明けからプレーでき、平日(月~金)は到着順でスタート。土日祝はオンラインないし電話で予約を受け付ける。環七通り鹿浜橋の北側にあり、JR王子駅から路線バスで約15分、終点のバス停から徒歩3分と至近。 東京都内の貴重なパブリックコースが、冠水などにより再び閉鎖されることのないよう祈るばかりだ。 ※週刊ゴルフダイジェスト11月5日号「バックナイン」より
週刊ゴルフダイジェスト