【高校サッカー】草津東逆転負け 土壇場失点に牛場監督「笛が鳴るまで何が起こるか分からない」
<全国高校サッカー選手権:東海大相模2-1草津東>◇31日◇2回戦◇U等々力 3大会ぶり13度目出場の草津東(滋賀)は、初出場の東海大相模(神奈川)に逆転負けを喫した。 【写真】前半、ヘディングで先制ゴールを決める草津東・寺田 前半17分にFKからDF寺田大翔(3年)の先制ヘッドが生まれたが、同37分に同点を許した。 1-1のままPK戦突入目前だった後半追加時間。残りわずかの場面で、自陣ゴール前の混戦から決勝点を押し込まれた。 就任7年目の牛場哲郎監督(46)は「こちらも何とか1点(を取ろうと)、最後は交代カードを全部使って仕掛けたが、逆に数秒のところでやられたのは、悔しいとしか言いようがない。PK(戦突入も)も考えたし、笛が鳴るまで何が起こるか分からないというサッカーの怖さを知った」と振り返った。 シュート数こそ相手の9本に対し、5本と少なかったものの、ほぼ互角の戦いを演じていた。 「立ち上がりから相手のサイド攻撃を比較的、抑えることができた。後半はちょっと足が止まっていたところもあったので、突かれる回数も増えて、守備的になることが多く苦しかった」という指揮官は、相手のロングスローにも「攻撃の連続性で、2、3回ピンチを背負って戦わなければいけないのは苦しかった」と話した。 昨年度は滋賀代表の近江が全国準優勝。00年度に準優勝経験のある草津東も続きたかったが、前回出場の21年度から2大会連続で初戦敗退となった。