藤枝東・小林公平監督「今年のチームのテーマを大事なところで示すことができた」 創立100周年の藤枝東がV王手
5月26日、令和6年度全国高校サッカーインターハイ(総体)静岡予選の準決勝が行われ藤枝東が聖隷クリストファーをPK戦で破り決勝進出を決めた。 【フォトギャラリー】聖隷クリストファー vs 藤枝東 「ハイラインを引いて中盤のところで圧縮されるというのは想定していたのですが、なかなかタッチ数を少なく背後を意図的に崩すことができなかった。プランとしてはシンプルにサイドを行こう、だったのですが…」(小林公平監督) 想定以上にゲームに溶け込んでいた聖隷クリストファーに翻弄され、ギリギリまで追い込まれた藤枝東。しかし、ここから息を吹き返したチームは「すごくいい仕事をしてくれた。持ってますね(笑)」と指揮官も唸らせたMF7泉孝太郎の2ゴールで試合を振り出しに戻した。そして最後は、前日の準々決勝同様、PK戦を勝ち切って決勝進出を決めた。 「ゆっくりとした攻めただけでなく(今日のように)前へも強く行く。今年のチームのテーマを大事なところで示すことができた」と小林監督は選手たちの成長に胸を張る。 「どこがきてもガップリ四つで自分たちの良さを出して戦いたいです。しっかりパワーを持ってゴールに進みたい。前へ進むという意識が薄れていたので、もう一度整理して決勝に臨みたい。今年は、学校創立100周年。たくさんの方のサポートを受け、学校全体もいい雰囲気に包まれているので、そういう追い風も含めて結果を出したい」 たくさんの応援をパワーに変えて藤枝東が決勝戦に挑む。 (文・写真=西山和広)