北海道の2週間天気 暑さは彼岸まで? 20日以降は急激に肌寒くなる
この先2週間の道内は、短い周期で天気が変わり、1週目の前半は夏日となる日もある見込みです。しかし、19日から20日に降る雨の後は急激に気温が下がり、晴れていても最高気温が20℃に届かないという所も多くなるでしょう。長く続いた残暑も終わり、秋の気配が強まってきそうです。
1週目 19日~20日の雨で空気一変
明日16日は高気圧に覆われて、道内各地で晴れる見込みです。最高気温は平年並みか高めで、過ごしやすい陽気となるでしょう。行楽などにもよい日和となりそうです。 連休明け17日火曜日は気圧の谷が通過するため、雲が広がりやすく、雨の降る所があるでしょう。降る雨の量は少ないですが、一時的に雨脚の強まることもあるため、外出の際は携帯しやすい雨具があると安心です。 18日水曜日は高気圧が張り出し、再び各地で晴れる見込みです。最高気温は広く25℃前後で、平年より3℃くらい高いでしょう。 19日木曜日から20日金曜日にかけては、上空に寒気を伴った気圧の谷が通過する見込みです。各地で雨が降り、この雨によって北海道付近の空気は一変しそうです。 21日土曜日は高気圧の圏内となり晴れますが、旭川など道北や、札幌など道央、網走などオホーツク海側を中心に気温が上がりにくく、最高気温でも20℃を下回る見込みです。 22日日曜日も晴れますが、旭川では最低気温が5℃と10月中旬並みの冷え込みとなるでしょう。 「暑さ寒さも彼岸まで」といわれますが、今年の道内では19日の彼岸入りから急に秋が進みそうです。
2週目 移動性高気圧と気圧の谷が交互に通過する
23日から28日にかけては、移動性高気圧と気圧の谷が交互に通過する、秋らしい気圧配置となる見込みです。 秋晴れとなる日が多いですが、25日頃には全道的に雨が降るでしょう。気温は平年並みかやや高めの日が多く、いったん季節の歩みはゆっくりとなりそうです。秋の空気を感じられる日が続く見込みです。朝晩の空気は肌寒くなってきますので、一枚羽織る物が必要になってくるでしょう。
日本気象協会 北海道支社 鎌田 隆則