ボルシアMG板倉獲得のためPSVが再オファー CL出場に向けて本人も移籍に前向きか
昨季のオランダ王者
オランダのPSVは、ドイツのボルシアMGに対して日本代表DF板倉滉の獲得に向けたオファーを再提示したようだ。 [映像]ボルシアMG対レヴァークーゼン ハイライト かねてから板倉の獲得に興味を示していたPSVは、当初1250万ユーロ(約20億円)を移籍金として提示したが、希望額に達していないとしてボルシアMGはこれを拒否。その後、板倉は23日(現地時間)に行われたレヴァークーゼンとのブンデスリーガ開幕戦で先発フル出場を果たしたこともあって、この移籍話はなくなったかに見えた。 しかし、ドイツ紙『Bild』によると、PSVはここへ来て移籍金1500万ユーロ(約24億円)プラス追加ボーナスという新たなオファーをボルシアMGに提示したという。追加ボーナスは、PSVが今季のオランダリーグで優勝して来季のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権を獲得することが条件のようだ。 PSVは昨季のオランダリーグで優勝し、今季はCLにも出場する。このことが板倉にとっては魅力で、本人は移籍について前向きであるとも同紙は報じている。 こうした中、ボルシアMGでスポーツディレクターを務めるローラント・フィルクス氏は、『Bild』の取材に対して板倉の去就について以下のように語っている。 「彼らがコウに興味を持っていることは事実だ。コウのような選手に多くのクラブが関心を持つのは当然のことだよ。しかし、今の我々はディフェンダーを放出するのではなく、むしろ獲得したいと考えている」 「オファーがある一定の金額に達している場合、我々のようなクラブは議論を始めないといけない。それは至って普通のことだ。重要なのは、全てのシナリオに備えておくことだ」 PSVが提示した1500万ユーロ(約20億円)は、板倉がボルシアMGと交わした契約の中に盛り込まれている契約解除条項の金額と同額。そのため、板倉のPSV行きの可能性は高まっていると言えるかもしれない。
構成/ザ・ワールド編集部