寒い冬、体にしみる通勤前の一杯 福島・喜多方の「朝ラー」 2時間で100杯以上の店も
■帰省のたびに来店「もう習慣」
埼玉県越谷市に住む会社役員の男性(67)はこの日、4人で訪れていた。男性は「妻の実家が喜多方で毎月1度は帰省する。朝のラーメンも欠かさない」といい、「もう習慣。食べられないとガッカリする」と真顔で話す。ただ「埼玉で朝からやっているラーメン店は知らないし、食べたくもならない」と笑う。
同店のコンセプトは「毎日食べられるラーメン」。試しに一杯、食べてみた。注文したのは人気だという「じとじとラーメン」。喜多方ラーメンに豚の背脂を加えた一品。「朝から重いかも…」との思いもよぎったが、食べてみると意外にもあっさり。
真冬の朝、心までポカポカになった。(芹沢伸生)