周冠宇「燃料が重い状態で、直接の競争相手と戦えることを示せた」:キック・ザウバー F1第18戦決勝
2024年F1第18戦シンガポールGPの決勝レースが行われ、キック・ザウバーの周冠宇は15位、バルテリ・ボッタスは16位でレースを終えた。 【写真】2024年F1第18戦シンガポールGP バルテリ・ボッタス(キック・ザウバー) ■周冠宇(ステークF1チーム・キック・ザウバー) 決勝=15位(61周/62周) 20番グリッド/タイヤ:ハード→ミディアム 最近の数戦と比べれば、ポジティブなレースだったと思う。燃料が重い状態では、直接の競争相手とまともに戦えることを示せたからだ。もちろん、もっといい位置からスタートするために、予選のペースについて何らかの手を打つ必要があるのは明らかだ。 けれども、全体としては大きなミスのないいいレースだった。今日はチームとしてのプランを的確に実行できた。そして、僕自身がクリーンなレースをしただけではなく、バルテリ(・ボッタス)の手助けをして、チームの戦略の中で自分の役割をしっかり果たすこともできた。去年、カルロス(・サインツ)がやったのと同じように、バルテリをずっと僕のDRSゾーンにとどめて、彼がピエール(・ガスリー)に抜かれないようにアシストしたんだ。これはとても重要なことで、結果として僕らは15位と16位でフィニッシュできた。チームは明確な指示をくれたし、僕も可能な限り最も効率の良いやり方でそれに従い、チームをサポートするためにできることはすべてやった。 さらに進歩を続けて、休み明けにはもう一歩前進したいと思っている。 ■バルテリ・ボッタス(ステークF1チーム・キック・ザウバー) 決勝=16位(61周/62周) 19番グリッド/タイヤ:ハード→ミディアム 予想どおりのタフなレースになった。早い段階でフロントブレーキがオーバーヒートして、それが何度か前輪をロックアップさせることにつながり、結果としてタイムを失った。レース序盤に前にいたクルマについて行こうと、チームと協力して解決しようとしたものの、結局はどうにもならなかったんだ。 明るい面を見るなら、僕はクリーンなスタートを切り、それによって何台かの競争相手の前に立つことができた。しかし、レースペースは僕らが必要としていたレベルには届かず、セーフティカーの手助けも受けられなかった。 現時点で重要なのは、これからの3週間を使ってもっとパフォーマンスを引き出すこと、そしてオースティンに効果的なアップグレードを持ち込んで、この状況をリセットし、調子を上げてシーズンを締めくくることだ。 [オートスポーツweb 2024年09月24日]