なぜ?異例挑戦!青森山田の”天才2年生MF”松木玖生が仏名門リヨンの練習にテスト参加
高校サッカー界の強豪・青森山田で1年生からレギュラーを担い、準優勝した先の第99回全国高校サッカー選手権大会では2年生にして「10番」を背負った逸材、MF松木玖生がフランスの強豪オリンピック・リヨンの下部組織の練習に参加していることが明らかになった。 リヨンのオンラインサポーターグループのなかで、フォロワー数約2万6000人と最大の規模を誇る『Cafe du Commerce OL』の公式ツイッター(@CafeCommerceOL)が日本時間29日未明に、3人のチームメイトたちとそろいのトレーニングウエア姿でポーズを取る松木の写真を掲載。投稿のなかで「U-18日本代表のクリュウ・マツキが、リヨンU-19のテストを受けている」とつぶやいた。 Jクラブでもよく見られる、高校生や大学生らの練習参加は実質的な入団テストを意味する。クラブの練習に一定期間参加する選手が、施設を含めたプレー環境を直接確認しながら実力をアピール。首脳陣を含めたクラブ側に評価されれば正式なオファーを受け、契約に至る流れが一般的となる。 つまり、複数のJクラブが熱い視線を送っているホープは来年春の卒業後の進路を、日本国内を一気に飛び越えてヨーロッパに定め、リーグアンで7度の優勝を誇り、FWカリム・ベンゼマ(レアル・マドリード)をはじめ、若手選手の育成にも定評のあるリヨンの練習に参加していることになる。実際、松木は胸中に抱く強い海外志向を、これまでに何度か明かしている。 例えば1年生ながら4ゴールをあげる大活躍を演じた、昨年度の第98回全国高校サッカー選手権大会の期間中に、メディアから将来の目標を問われた松木は「Jリーグ、あまり見ないんです」とちょっぴり恐縮しながら、憧憬の思いを込めた視線をイングランドへ向けている。 「声がかかれば、の話ですけど、卒業後は早めに海外へ行ってチャレンジしたい。自分はイングランドのプレミアリーグが大好きで、そのなかでもマンチェスター・シティが一番のお気に入りです。プレミアリーグやマンチェスター・シティの試合もずっと見ていますけど、Jリーグと比べてスピード感とかがまったく違うし、そういったところを経験したい、という思いもあります」