スペインが2大会連続の決勝進出! モロッコに先制許すも2-1逆転勝ち! フェルミンが2得点に絡む活躍ぶり【パリ五輪】
前半にPKで失点も、後半に2ゴール
現地8月5日にパリ五輪・男子サッカーの準決勝が行なわれ、モロッコとスペインが対戦した。 【PHOTO】2024年夏の移籍市場で新天地を求めた名手たちを一挙紹介! スタンドは「赤」の比率が高く、スペインがボールを持てばブーイング、モロッコが攻めれば大声援と、スペインにとっては“アウェー”を感じる一戦に。 15分には、相手との競り合いで体勢を崩したスペインのマルク・プビルと衝突した主審が負傷交代というアクシデントもあったなか、21分にはスペインのフェルミン・ロペスが強烈なミドルを放つが、これはモロッコのGKムニエル・エル・カジュイの好守に阻まれる。 ポゼッションで上回るスペインが徐々に押し込むようになり、30分には縦パスに反応したフェルミンが右足ダイレクトで際どい一発をお見舞いする。 守勢に回っていたモロッコだったが、37分に均衡を破る。敵陣ボックス内でルーズボールを巡り、アミル・リシャルドソンがパブロ・バリオスに蹴られる格好に。オンフィールドレビューの末にPKと判定され、キッカーのスフィアヌ・ラヒミがGKの逆をついて確実に仕留めた。 ビハインドのスペインは攻撃の強度を高め、アレックス・バエナのポスト直撃シュートなど果敢に攻め立てるが、前半のうちに追いつくことはできず。試合はモロッコの1点リードで折り返す。 後半に入り、お互いに激しく攻め合ってチャンスを創出するが、スコアボードはなかなか動かない。一進一退の攻防が続くなか、66分にスペインが同点に追いつく。 ペナルティエリア内でエイドリアン・ベルナベの突破は阻止されたが、モロッコの選手が持ち出そうとした瞬間にフェルミンがボールを奪い、そのまま左足を振り抜く。鋭いシュートをゴール右下に流し込んだ。 そして85分、スペインが試合をひっくり返す。右サイドからの攻撃で、最後はフェルミンのラストパスを受けたフアンル・サンチェスが力強いシュートをぶち込んだ。 試合はこのままタイムアップ。スペインが2-1の逆転勝利を収め、東京五輪に続いて決勝進出を決めた。 構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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