【パリオリンピック バドミントン】混合ダブルスは金メダル候補が敗れる波乱! マレーシアペアが金星獲得!
7月29日に開催されたパリオリンピック・バドミントン競技(会場:ポルト・ドゥ・ラ・シャペル・アリーナ)3日目は、各種目の予選リーグが行なわれた。一つの勝敗が順位に大きく影響するなか、世界のトップ選手らが白熱した試合をコートでくり広げている。ここでは、午前中のセッションを戦った海外選手の結果をお伝えする。 3日目の前半のセッションには、混合ダブルスの金メダル候補、鄭思維(ツェン・シーウェイ/中国)/黄雅瓊(ファン・ヤーチョン)が登場。グループAのペアは3日連続の試合となったが、鄭思維/黄雅瓊が韓国の金ワンホ/鄭ナウンを13本、14本で退け3連勝。グループリーグを首位で突破した。金ワンホ/鄭ナウンは敗れたものの、2勝1敗でリーグ2位を確保。決勝トーナメント進出を決めた。地元フランスのジケル/デリュウィは、最終戦で勝利を飾ったが、1勝2敗で予選リーグ突破はならなかった。 混合ダブルスのグループDでは。大きな波乱が起こった。前回の東京オリンピックで金メダルを獲得した黄東萍(ファン・ドンピン)と馮彦哲(フォン・イェンジァ)のペアが、マレーシアのチェン・タンジェ(上写真・手前)/トー・イーウェイを相手に、ファイナルゲームの末に敗戦。第1ゲームは中国ペアが奪ったものの、後半はマレーシアペアが強気に攻め込んで逆転勝利。この結果、グループDはマレーシアペアが首位、馮彦哲/黄東萍が2位で予選リーグを通過することになった。 なお、29日にはBWF(世界バドミントン連盟)が、パリ五輪を戦う選手の中で棄権する選手・ペアが出たことを発表した。男子シングルスでは、前回大会4位のケビン・コルドン(グアテマラ)が、左ヒジのケガの影響により29日以降の試合を辞退。男子ダブルスは、ラムスフス/ザイデル(ドイツ)が、ラムスフスのヒザのケガを理由に29日の以降の試合を辞退した。
バドミントン・マガジン編集部