ウーバーイーツ労組が会見 事故実態調査へ(全文1)傷害見舞金制度の妥当性を検証
ウーバーイーツ側の対応についても質問
その中で明らかになってきた実態を分析して、ウーバーイーツ側が提供している今の制度でいいのかどうかということもありますし、労災が今、適用されておりませんが、そうした日本の労災保険制度が今のままでいいのかというようなことも含めて検討する材料にしていきたいというふうに思っております。 今日お配りしております資料の3枚目をご覧いただくと、今日からウーバーイーツユニオンのホームページでアンケートを開始しております。今、土屋さんのほうからご説明があったとおりでして、基本的にはこのホームページ上で入力をしていただく、配達員の方々に入力をしていただくということですね。だいたい3分から5分ぐらいで入力できるものになっております。 質問項目としてはここにある17項目を挙げてございますが、基本的には事故に遭ったときにどういう状況で事故に遭ったのかということ、そしてそのあとどういうけがを負われて、どういう治療経過をたどったのか。そしてその中でどういった制度を使って治療に当たったりあるいは日々の生活の、例えば働けなくなったときの補償はどうされたのかといったことも含めて聞いていきたいというふうに思っております。それから事故に関連するウーバーイーツ側の対応についても質問項目を設けております。これについてもウーバーイーツ側の対応が非常に不十分であるという声がユニオン側のほうに寄せられてきているということがありますので、そういった実態も明らかにできればというふうに思っています。 関連してなんですけれども、資料の4枚目以降です。ウーバーイーツによる傷害見舞金について、若干触れたいというふうに思います。これについて皆さんもご存じのとおり、昨年の9月30日にUber Japan側が発表したもので10月1日から配達パートナーに対して、新たに事故による傷害補償制度、傷害見舞金という名前が付いておりますが、これを提供するんだということになっているわけなんですね。 現時点ではその規定が公表されておりますので、その傷害見舞金規定を基に検討した表がこちらの今日お配りしているものです。実際にこれから調査を進めていく中で、さらに不十分な点であるとか欠けている点というのが明らかになってくるんじゃないかなというふうに思いますけれども、現段階で大まかに規定の内容を見ただけでも幾つか疑問点といいますか不十分ではないかと思われる点が挙がっております。 【書き起こし】ウーバーイーツ労組が会見 事故実態調査へ 全文2に続く