ウーバーイーツ労組が会見 事故実態調査へ(全文1)傷害見舞金制度の妥当性を検証
労災保険制度の補償と比較
3番目、事故に関する配達員の保障状況等を確認し、現在の労災保険制度での補償と比較して、どのような問題があるのか分析する。こちらは天野さん、東京労働安全衛生センターさんのほうが労災制度についてはプロフェッショナルでございますので、そちらのほうでウーバーイーツ側が去年の10月1日からスタートさせました傷害見舞金との比較検討というものを進めていきたいと思っております。 4番目、事故状況を確認し、ウーバーイーツの配達システムの中に、事故のリスクを高めるような危険な点がないかを分析する。これは、本当にウーバーイーツ配達員にとって切実な問題であります。ウーバーイーツ側が提供している配達員に対するクエスト、もしくはインセンティブと申します、いわばボーナスのシステム、プラン、それらが例えば何時間以内、一定の時間の中で何回以上配達するとボーナスで幾らもらえます、というようなものがございまして、それらが配達員に配達をせかすことによって、事故のリスクを高めてしまうのではないかという観点がございます。これらも、やはり実際の事故状況と照らし合わせて危険な点がないかを分析していこうと思います。 調査の手順に参ります、3番目。ウーバーイーツユニオンのホームページ上で、配達員を対象とした簡易な事故アンケートを実施しております。これらは現在、ホームページからリンクが飛べるようになっておりまして、これらは実名ではなく匿名でも参加というか、ご記入いただけるものでございまして、これらでまず、個人情報などになるべく気兼ねすることなくこちらの事故収集、事故調査プロジェクトに参加していただけるように配慮しております。希望される方にはこの2番目、さらに詳細なヒアリングに協力していただけるよう配達員の方については、事故アンケートで連絡先を入力してもらい、より詳細なヒアリングを行う。実際に面談しまして、事故状況のより詳細な聞き取りなどをさせていただこうと考えております。