ウーバーイーツ労組が会見 事故実態調査へ(全文1)傷害見舞金制度の妥当性を検証
分析結果を報告書として発表
3番目。調査結果を取りまとめ、より詳細な調査目的に沿って分析する。これらは4番目の事故調査スケジュール予定にあります3月末、調査の第1期を締め切り、回答内容の集計・分析を行う、と連動しておりまして、ひとまず区切りまして、期間を区切って、そこまでに提供していただいた情報を分析するということですね。 4番目。分析結果を報告書として発表する。それら、分析が済み次第、分析結果を報告書としてまずまとめまして、こちら、調査スケジュール、先取りしてしまいますが、今年5月の調査の第1期の報告を発表ということを予定しております。 事故調査プロジェクトの問い合わせ先が、先ほど申しましたとおりホームページ上の問い合わせフォームもしくは特定非営利活動法人、東京労働安全衛生センターの天野さまのほうに電話もしくはファクスで問い合わせていただきたいと思っております。 私から概要の説明は以上です。
5月ごろには報告を出したい
天野:東京労働安全衛生センターの天野と申します。今回の事故調査プロジェクトに協力をしております。私どもNPO法人でして、日頃から労災職業病の相談を受けて、その支援をするという活動に取り組んでおります。 今回の事故調査プロジェクトの概要は今、担当の土屋さんのほうから報告があったとおりで、今年の1月7日、今日から始めまして、5月ごろにはいったん取りまとめて報告を出したいというふうに思っております。 すでにユニオン側にも事故に遭って困っているというような相談が昨年度も何件か寄せられてきております。実際、かなりの事故に遭って困っている配達員が潜在的にはいるんではないかと思うんですが、それについてのデータがまったく存在をしないという状況になっております。 皆さん、ご存じのとおり、労災制度の対象になる通常の労働者であれば、厚生労働省が毎年必ず定期的に労災の統計データを出すことによってさまざまな職種でどういったタイプの労災事故が起こっているのかといったことも分かりますし、また国もそのデータを元に労災防止のための計画を立てて対策を実行するというようなプロセスになっているわけですが、このウーバーイーツの配達員の方々も含めてプラットフォームワーカーということで新たに生まれてきている方々については、そうした事故あるいは要は労災的な被害に遭っている状況について何らデータが存在しておりませんので、このプロジェクトで、その一端でもデータが取れればというふうに思っております。