百名店の日本料理店が移転オープン! 新たにランチ営業も(東京・銀座)
〈New Open News〉
毎日、たくさんの新しいお店が登録されている「食べログ」。そんな「食べログ」のデータベースの中でも、オープン早々、高い評価の口コミがあったり、多くの「保存」をされたりしている『注目のお店』を食いしん坊ライターが紹介します。早くもお店に訪問した食べログレビュアーのコメントも掲載!
茂松(東京・銀座)
2024年9月3日、地下鉄銀座駅B7出口から徒歩約3分のところに、日本料理店「茂松」が移転オープンしました。 店舗のあった能楽堂ビルの老朽化による取り壊しが決まり、当時のオーナーから移転先の提案をもらった場所は、隣に新設された美術館ビルの4階。新店も息の合ったご夫婦で切り盛りをされています。
店主の松原茂之氏は、福島県浪江町出身。高校卒業後、青森・八戸の寿司店にて3年間の修業を積み、上京。日本料理店や会員制の和食店を経て、渋谷の割烹料理店「三長」で料理長を務めた後、2016年10月に「茂松」を開業しました。2023年には 「食べログ 日本料理 TOKYO 百名店」にも選出されています。
メニューは、おまかせコース(ランチ8品・33,000円、ディナー9品・38,500円)のみ。毎日、築地場外市場へ足を運び、その日一番新鮮な食材を見極めることに注力している松原氏。季節ごとに選び抜いた最高の食材を仕入れ、心を込めて調理しています。
長年思い描いていたイメージを元に、自ら手がけたという内装のデザイン。床材やドアノブなど細部にまでこだわり抜いた店内の中でも、信楽焼の名陶・雲井窯の中川一辺陶氏に依頼したというキッチン中央の調理台は圧巻です。
2週間ごとに食材が変わる、季節の土鍋ご飯も人気の一品。来店のたびに異なる旬の食材との出会いも、日本料理の醍醐味といえますよね。
座席はカウンター7席。銀座の喧騒から離れて、ゆったりと料理を味わえる「茂松」。ランチに、ディナーに、特別なひとときを過ごしたい日に訪れたくなる素敵なお店です。