「嫌らしい打者目指す」巨人・岸田行倫がお手本にするのはグラウンドでの“嫌われ者”
巨人の岸田行倫捕手(28)が19日、丸の助言を生かして打撃力向上を誓った。今季はチーム最多72試合で先発マスク。不動の正捕手には打撃力向上が欠かせない。G球場でバットを振り込み、「出塁率を上げ、得点圏でも率を高く打てる嫌らしい打者を目指したい」と意気込んだ。 今季は打率2割4分2厘、4本塁打、26打点。さらなる飛躍へ「ボール球を振ってしまう確率が高い」と課題を分析した。解決策の一つが狙い球と目付けの設定。追い込まれるまで真ん中付近を狙うことが多かったが、一緒に打撃練習をした丸から「真ん中設定は一番難しい。内も外もどっちも打ちにいけちゃうからね」とヒントを得た。 狙い球をより明確にするアプローチを体得することで「ボール球のスイング率が下がったり、四球も増える」と岸田。背番号8の教えを生かし、グラウンドで相手の“嫌われ者”になる。(宮内 孝太)
報知新聞社