「書かない窓口」拡充へ 今月5日から伊敷、吉野、松元の3支所と鹿児島中央駅市民サービスステーションに導入 鹿児島市
鹿児島市は12月5日から、住民が書類に住所や氏名を記入することなく転居届などを手続きできる「書かない窓口」を、伊敷、吉野、松元の3支所と鹿児島中央駅市民サービスステーションに拡充する。これまでは市役所本庁と谷山支所で導入済みで、2025年1月16日からは吉田、桜島、喜入、郡山支所、東桜島合同庁舎でも始める。 【写真】〈資料写真〉「書かない窓口」では、これまで市民が名前や住所を手書きしていたが(右)、職員が打ち込んだ書類に確認サインをするだけとなった(左)
市民課によると、対象手続きは住民異動届や印鑑登録等申請書のほか、住民票の写しや戸籍に関する証明などの交付申請書。窓口で職員が聞き取った内容をコンピューターに打ち込むことによって書類が作成され、市民は署名するだけで手続きが完了する。利用者の手間が省ける上、オンライン化により業務が効率化する。 本庁と谷山支所では導入により、繁忙期の市民の平均待ち時間が6割減った実績もある。塘正平課長(50)は「今後も市民のよりスムーズな手続きができるよう取り組む」と話している。
南日本新聞 | 鹿児島