JAL機着陸後のパンク原因 ブレーキシステムに不具合か タイヤが固定され摩擦ですり減った可能性 鹿児島空港
11月30日、鹿児島空港(霧島市)に着陸した日本航空(JAL)のボーイング737のタイヤがパンクした原因について、JALは2日、「アンチロックブレーキシステムの不具合によりタイヤがすり減った」との見方を明らかにした。 【写真】着陸後にタイヤがパンクし、白煙を上げた日航機=30日午後1時45分ごろ、霧島市の鹿児島空港(冷水悠真さん提供)
JALによると、不具合が出たとみられるのはブレーキ時にタイヤが固定されることを防ぐシステム。正常に作動しなかったことで着陸時に一部のタイヤが固定され、摩擦ですり減ったことによりパンクしたと推定している。詳細な原因は引き続き調査している。 パンクは11月30日午後1時45分ごろ、羽田発鹿児島行き647便ボーイング737が着陸後に機体右側後方のタイヤで発生。白煙が上がったものの火災は発生せず、乗客144人と乗員6人にけがはなかった。滑走路は一時閉鎖され、欠航や遅れが出た。
南日本新聞 | 鹿児島