まひろは「書くことに出会えて幸せ」吉高由里子 「光る君へ」ファンミーティング
平安時代、長編小説「源氏物語」を書いた紫式部の人生を描いた大河ドラマ「光る君へ」。2日にNHKホール(東京都)でファンミーティングが開かれ、主人公のまひろ役の吉高由里子や藤原道長役の柄本佑ら主要キャスト7人が登壇。撮影秘話を語り、ファンと交流した。 【写真】撮影が終了し、花束を持つ吉高由里子さんと共演の柄本佑さん 会場では、作中の名場面をランキング形式で紹介。7位に入った「道長の出家」シーンでは、柄本が役作りのために伸ばしていた髪を実際に剃ったことで話題になった。柄本は「昨年撮影が始まって3カ月くらいして、出家するなら実際に剃りたいですとは言ったんです。実現させてもらってありがたかったです」と語った。「剃っているときには見えないから、そんなに実感がなかった。切れた髪が手元に落ちてきて、『あ、切れてるんだ』と思って不思議な感じでした」 会場からの観覧者からの質問に出演者が答えるコーナーでは、「まひろの人生のなかでいちばん幸せだった瞬間」を尋ねられると、吉高は「むずかしいな」と答えた後、「ちやは(母親)が殺される前の幸せな時間と、書く喜びとか楽しさに出会えたこと。夢中になれることに出会えたのがまず幸せだったんじゃないかな」と語った。 最後のあいさつで吉高は、「光る君へという作品を通して、みなさんの人生の関係者になれたことが私の宝物です。最後まで見守ってください」と語った。 この日の参加者は約2900人、抽選倍率は約18倍で、出演者の名前や役名が記されたうちわを用意して声援を送る人も。会場内には、光る君への美術セットも飾られ、記念に写真を撮ろうと並ぶ人の列ができていた。 ファンミーティングの様子は、NHK総合で14日午後3時5分から。NHKBSでは、15日午前10時半から放送される。