水原容疑者 13日出廷へ 62億円損失か…賭博業者に「これが最後」と何度も… 「司法取引」で今後は?
大谷翔平選手(2021年11月) 「お世話になったのは一平さん」 信頼されている立場を利用したとみられる水原容疑者。訴状では、賭博業者との生々しいやりとりも明かされました。
水原一平容疑者(2022年11月14日ごろ) 「もう一度賭けるチャンスはある? 僕が金を払わないか心配することはないよ!」 水原一平容疑者(2022年12月9日ごろ) 「200賭けてもらえないか?」 賭博業者 「問題ないよ」 こうしたやりとりは、翌年も続いていました。
水原一平容疑者(2023年6月22日ごろ) 「また大負けしてしまったよ(笑)。最後にもう一度だけ賭けられるかな? もし負けたら、しばらくはこれが最後だ」 「賭けるのは最後」。そう言った直後も…。 水原一平容疑者(2023年6月23日ごろ) 「最後にもう一回だけ賭けられますか? これが最後だと誓うよ」 またその直後にも…。 水原一平容疑者(2023年6月24日ごろ) 「困ったことがあるんだ(笑)。最後の最後の賭けができるかな? これは本当だ…本当に最後だ」 一方、賭博業者からは…。
賭博業者(2023年11月17日ごろ) 「なぜ電話に出ないんだ? 今ニューポートビーチで(大谷選手が)犬の散歩をしているのを見かけたよ。どうしたら君と連絡が取れるか聞いてみようと思う。すぐに電話をくれ」 脅しなのか? 賭博業者とのつながりを大谷選手に伝えようとするメッセージも。
そして今年3月、“違法賭博”が報じられると…。 水原容疑者 「実を言うと大谷の口座からお金を盗んだ。もう終わりだ」
一方、捜査当局は水原容疑者と大谷選手の数千回に及ぶやりとりを検証。 連邦検事 「2人の会話に賭けや送金に関する話などは一切ありません」 大谷選手は、一連の賭博に一切関与していないとしています。
現地時間の今月3日にも捜査に協力していたという大谷選手。その日は、待望の第1号ホームランが生まれた日。捜査当局は、大谷選手の協力が、捜査が早く終わった要因だとしています。 ◇ 12日夜、都内で街の人の声を聞きました。 「大谷さんがそういうのに関与すると思っていなかったので、自分としては当然だと思います」 「私はもう絶対(大谷選手が)白だと思っていたので、もう安心しました」 「今もたぶんいろいろ調査とか裏であって、本領発揮できない場面続いていると思うので、ぜひこれから今以上に頑張って伝説を残すというか、これからも日本国民の星であってほしいと思います」 ◇ 最大で禁錮30年になると明かされた銀行詐欺。水原容疑者は司法取引に応じる方向と報じられていますが、今後どうなるのか。国際弁護士の吉田大氏に聞きました。