水原容疑者 13日出廷へ 62億円損失か…賭博業者に「これが最後」と何度も… 「司法取引」で今後は?
日テレNEWS NNN
アメリカの捜査当局は水原容疑者を大谷選手の口座から不正に金を送金したとして銀行詐欺の疑いで訴追したことを明らかにしました。大谷選手の口座から不正に送金した額は日本円にして約24億5000万円。水原容疑者は、まもなく裁判所に出廷する予定です。
一連の違法賭博の問題が、大きく動きました。 連邦検事(米・ロサンゼルス 日本時間12日) 「水原氏は大規模な詐欺行為をした」 元相棒・水原一平氏は“容疑者”となり、大谷翔平選手は“被害者”に。 連邦検事 「これだけは強調させて頂きたい。この事件において大谷選手は被害者だと考えます」 日本時間12日。アメリカの捜査当局は、水原容疑者を大谷選手の口座から不正に金を送金したとして、銀行詐欺の疑いで訴追したことを明らかにしました。 連邦検事 「大谷選手の口座から1600万ドル以上を盗んだとみられる」
大谷選手の口座から不正に送金した額は、日本円にして約24億5000万円。当初、報じられていた約6億8000万円を大きく上回り、違法賭博で作った多額の借金の返済にあてられたとしています。 訴状によると、水原容疑者が違法なスポーツ賭博を始めたのは2021年の9月。ロサンゼルス・エンゼルスで大谷選手を支えていたころです。
その年の12月から2年あまりの間に約1万9000回の賭けをした記録が残っていて、勝った金額の合計は日本円で約218億円。その一部は水原容疑者の口座に振り込まれていたとしています。ただ、負けが約280億円にも膨らみ、約62億円の損失を抱えていたということです。 不正に送金されていた約24億5000万円。なぜ大谷選手は気づけなかったのか? 2018年、大谷選手の年俸が振り込まれる口座の開設に立ち会っていたという水原容疑者。大谷選手に知られずに口座にアクセスすることができたとみられています。 そして、電話口で大谷選手になりすまし、違法賭博業者に送金するよう銀行員をだましたことも。