“約400m”にわたる複合ビルも誕生か…東海3県各地で進む『再開発』ザ・ランドマーク名古屋栄はエリアで“最高層”に
新たな賑わいの創出や、建物の老朽化に伴う建て替えなどの目的で、東海3県では各地で再開発が進んでいます。 【動画で見る】“約400m”にわたる複合ビルも誕生か…東海3県各地で進む『再開発』ザ・ランドマーク名古屋栄はエリアで“最高層”に
■コロナ等の影響で着工見送りの「名駅周辺再開発」が始動
名古屋駅周辺では、新型コロナなどにより着工が見送られていた「名鉄百貨店」から「日本生命笹島ビル」までの再開発計画が、前に進みだしていることがわかりました。
一部ではすでに解体が始まっていますが、今後この一帯で新たに再開発の計画が動きだします。 具体的なビルの形などは明らかにされていませんが、およそ400mにわたる複合ビルに、ホテルや商業施設などが入るとみられています。
2027年度から着工し、ビル自体の開業は2030年代の半ばを見込んでいるということです。
■名古屋城の横に外観も城のようなホテルが誕生へ
名古屋のシンボル「名古屋城」の西にあった「ホテルナゴヤキャッスル」もリニューアルオープンに向けて準備が進んでいます。
1969年に開業し、日本初のガラス張りの「展望エレベーター」や、「屋外プール」が話題になりました。
しかし老朽化などに伴い、2020年9月に一時休館しました。 名古屋城を一望できる部屋が自慢で、上皇、上皇后さまが宿泊されたこともあります。
新しいホテル名は「エスパシオ ナゴヤキャッスル」で、2025年10月の開業を予定していますが、2024年12月時点で工事の現場を見てみると、既にその新しい姿が見え始めています。
新しいホテルは、立派な石垣の上に建っていて、まるで城のような雰囲気です。
石垣の中には、城と同じような窓もあり、建物はほとんどがガラス張りで、前には名古屋城のお堀も流れていて、城の城主のような気分を味わうことができそうです。
運営するのは興和が出資する子会社「エスパシオエンタープライズ」です。
「ホテルナゴヤキャッスルの伝統を継承しつつ、唯一無二のラグジュアリーホテル」を目指すとしています。
■栄地区最大のビルが開発中
名古屋市中区錦3丁目でも再開発が進められています。
以前はイベントスペースとしても使われてきたエリアで着々と工事が進められているのは、「ザ・ランドマーク名古屋栄」です。