“約400m”にわたる複合ビルも誕生か…東海3県各地で進む『再開発』ザ・ランドマーク名古屋栄はエリアで“最高層”に
栄地区の中で最も高い約211mで、中部電力ミライタワーより30mほど上回る高さです。
地下鉄の栄駅に直結していて、ビルには「パルコ」などを運営する「ジェイフロント リテイリンググループ」が担う商業施設や、栄地区初となる「TOHOシネマズ」、高級ホテル「コンラッド・ホテルズ&リゾーツ」が入ります。
また、オフィスが入る13階には、一般利用も想定したライブラリーと、カフェも入るそうです。
■徳川家康生誕のエリアで進む「ひがおかの変」
愛知県岡崎市では「ひがおかの変」が起きています。「ひがおか」とは、名鉄の「東岡崎駅」のことで、このエリアで再開発が進んでいます。 岡崎市と名古屋鉄道が協働で進める「HIGAOKA2030プロジェクト」では、「東岡崎駅の地下にある改札を地上3階まであげる」「バリアフリーの自由通路を作る」ことで南北を行き来しやすくすることや、南口と北口に新しい駅ビルを作ることになっています。
北口の駅ビルは地上9階建てで、商業施設などが入る予定です。南口の駅ビルは、2024年4月に完成した「SWING MALL(スイングモール)」です。
地上3階建てで飲食店など17の店舗が出店していて、岡崎初出店となる沖縄発のアイスクリーム店「BLUE SEAL」や、立ち飲みバー、地域で開業を目指す人が入れ替わりで出店できる「コミュニティーキッチン」も設けられています。
■織田信長が城主の「岐阜城」の麓に“楽市楽座”計画!?
岐阜県岐阜市では、「信長の城下町」を作り出そうとしています。 金華山にそびえる岐阜城の麓にある岐阜公園に、織田信長の楽市楽座を行った城下町をイメージした木造平屋建てのレストランやカフェ、物販の店を約10店舗作り、2025年春にオープンが予定されています。
今後は、山頂にも手を伸ばし、岐阜城の天守をはじめ、城郭の改修も計画されているということです。こうしたリニューアルを通して、現在年間100万人の来場者を150万人に増やすことを目指しています。
岐阜市役所歴史まちづくり課の担当者は「織田信長公が世に広めた“楽市楽座”のように、賑やかで活気あふれる公園の整備に取り組んでいきます」と地域をあげて力を入れています。 また、3年前に閉庁した旧岐阜市役所には、十六銀行などを運営する「十六フィナンシャルグループ」が地上7階建ての建物を作ります。