新型コロナ専門家会議が会見(全文6完)今日もみんなマスクしている
血漿療法は効果があるという論文も
それからワクチンに関しては、もう海外では米国あるいは中国のほうでフェーズ1の試験が始まってるというふうに聞きますので、そういったものの効果があることを期待したいと思ってます。特に血漿療法ですね。血漿療法に関しては効果があるだろうというような、ちょっと症例数まだかなり少ないのでなんとも確実なことは言えないんですけれども、効果があるという論文も出てきていますので、そういった、血漿療法が効果があるということは抗体を誘導できるようなワクチンに期待ができるということになりますので、そうしますと、そういった抗原を使ったワクチンというのが効果が期待されますので、それを、開発を期待したいと思っています。 東京新聞:まだ時期とかは。 脇田:ワクチンはやはり年単位で開発に時間が掛かりますので、ただ、今すでに臨床、フェーズ1は始まっているということですので、そちらの結果には期待したいと思っています。 東京新聞:ありがとうございます。
今まで以上の強い対応とは?
北海道新聞:北海道新聞の【アラヤ 01:43:24】と申します。最後の12ページに書かれている今まで以上の強い対応を求めたいって、この今まで以上に強い対応っていうのは、提言の中で個々の対策として見てみると、これまでと、地域ごとによってはやられてた対策が書かれてるわけですけれども、今まで以上の強い対応というこの意味というのはどういうものなんでしょうか。 脇田:先生お願いできますか。 尾身:例えばさっきの8ページ目の、これは感染拡大警戒地域のが7ページから8ページに書かれていますよね。そんなところでは、期限を明確にした外出地域、自粛とか、それから10名以上集まる集会・イベントについては、以前はわれわれの提言でも慎重に対応してくれというようなことを言ってますけど、これはかなり踏み込んだ言い方ですよね。10名なんてことを言ったのは初めてです。それを、先ほど脇田先生がおっしゃったように、外国では結構、数を、で、なかなか数を指定しないと判断を迷いますよね。そういうことで、かなり踏み込んだことがここに書かれている。 そういう意味では、これから各、これがやっぱり一番大事なのは、国も大事ですけど、やっぱり感染対策は各地域ですね。地域というか、都道府県の知事たちの決断が極めて重要になるので、そういう意味では今回も北海道があり、東京があり、大阪がありということで、われわれとしては、われわれの役割は提言したり状況を分析することですから、そうしたものを基に、選挙で選ばれた人ですよね、知事の方たちは、そういうことで、感染拡大、もちろん人権を守るのは当たり前のことですけど、そういう中で今の大事な時期に今頑張っていただいている、そういうことをここに書いたということです。