新型コロナ専門家会議が会見(全文6完)今日もみんなマスクしている
専門家会議から各都道府県に伝えればよいのでは
北海道新聞:あともう1点だけ、ごめんなさい。3つの地域区分の関係で、先ほどクラスター班に問い合わせいただければというその基準についてですけど、それ、厚労省の、もしくは専門家会議のほうから各都道府県に初めに伝えればよろしいのではないかと思うんですが。 脇田:その点、何度も申し上げてますけれども、これは自治体で判断をしていただくための指標ということで、クラスター班がするのは、あくまでお手伝いをするということでございまして、例えば実効再生産数の計算というようなところは、もちろん自治体でなかなか難しいというところがありますので、そういったところはご助言をしますという形で、あなたの都道府県、ここに当てはまる、というようなことを示すということではないということになります。
緊急事態宣言が発出されるシナリオも含むのか
ロイター:ロイター通信の【タケナカ 01:46:37】です。確認なんですが、先ほど専門家の方々もあらゆるシナリオを想定して考えているということで、政府も考えてるだろうということだったんですが、それには緊急事態宣言が発出されるシナリオ、そしてそのときの対応、そういったものも含まれるということでよろしいでしょうか。 尾身:これは先ほども申し上げましたように、これはロイターの方ですから、これはいわゆるプリペアドネスということが極めて重要で、事が起きてから準備しても遅いんで、いろんなシナリオ、ベストケース、ワーストケース、シナリオ、真ん中のケースということで、今はもう感染、このコロナ対策はいわゆる特措法の世界に入ったんですね、数日前に。で、特措法の世界に入ると当然、緊急事態宣言っていうオプションがあり得るんで、これをボタン押すかどうかっていうのは極めて重要なことで、これは何か恣意的にやれるわけでもないし、ある程度みんなに分かりやすい考え方、指標も含めて、これが必要ですよね。 それと同時にいったい何をやるのか、出して、ということで、なんの目的で、じゃあ今まで、これがなければできないのかというようなことをトータルに考えることが、もう非常に重要なんで、このことはそう単純じゃないです。サイエンスであるし公衆衛生的であるし、政治、経済、ポリティカルデシジョンでもあるわけですよね。そういう意味でもかなり多角的な、複雑なことを【やらないといけないんです 01:48:13】。今から考えておく必要があるんで、われわれも考え始めてるということです。