新型コロナ専門家会議が会見(全文6完)今日もみんなマスクしている
医療界にどのような支援ができるか
m3.com:エムスリーの【オガワ 01:48:29】と申します。10ページの一番下のパラグラフに、医療従事者に対して、院内感染のリスクを減らすために体調が少しでも悪ければ自宅待機するなどの記述があるんですけども、一方で小さいクリニックの開業医の先生とか、地域によっては医師が非常に少ない地域もあって、そこは非常に医療従事者の方も判断に迷う難しいところだなと考えるんですけども、こうした新型コロナ以外の通常の医療との並立ということを考えたときに、医療従事者の方にどういった判断や対応が求められるのか、あるいは行政とかそれ以外の社会としてどういったことが医療界に対して支援できるとお考えなのかお聞かせください。 尾身:それは非常に今重要な、特に感染がだんだんと今拡大しつつあるわけですから。で、われわれがもう再三申し上げてるのは、医療機関の中で、病院の中ですね、一般医療機関の中でも、ニーズも十分考慮しながら、どの機関が。一番最悪の場合、全てのクリニック、開業医の先生も含めて全ての医療機関がコロナの感染者を受け入れるとなると、院内感染のリスクがどこの病院にも出てきてしまってということなんで、われわれは今、先ほど東京、神奈川、5つのところを言いましたけども、早く、これもさっきの準備です、を、早く各地域の実情に合わせて、どの医療機関、開業の先生、クリニックの先生も診るのか、あるいはその先生はかかりつけ医として電話相談だけをするのか、そういうことをもう早急に決めないと。一番最悪の場合には一般の患者さんも行くしコロナの患者さんも行くということで、そうすると全ての医療機関で感染のリスクが起きて、もうそういう中から医療崩壊、そういう観点からいろいろ、患者さんの多い少ないだけじゃなくてね。そういうことなので、私はこれ、極めて、どこの医療機関が、で、開業医の先生の役割はなんなのかということを早急に。で、そういう議論がもう始まってるところもあるんで、これを早く加速させないと、先ほども申し上げた、オーバーシュートが始まる前に医療崩壊起こりますから。そのことは今回の提言の1つのフォーカスですね。