好みのタイプじゃない相手と結婚。「このままずっと一人で、年老いていくのはイヤ…」婚活から1年以内に結婚した女性たちの本音
料理も掃除も得意な夫と「自分を変えないままの結婚」
結局、40歳を前にS乃さんはその彼と結婚を決めました。「そのままの私でいい、と言ってくれたからです」とS乃さんは嬉しそうにのろけます。S乃さんは、「相手に合わせて自分を変えなければいけないような結婚は、私にはできない」と自覚していたそうです。「このままの自分を変えないまま、結婚してくれる人はいないかなぁ」と言うたびに、双子の姉に呆れられていました。 S乃さんは、結婚しても相変わらず家事はしていません。ひとり暮らし歴が長かったご主人は料理も掃除も得意で、すべてやってくれるのだそうです。「自分を変えないままの結婚」は、叶えられました。 S乃さんのように「自分は結婚には向いていない」と思い込んでいる女性の中には、「結婚をしたら、家事や育児は自分がやらなければいけない」という呪縛がある人がいます。自分の母親が家事や育児をしてきた姿を見て、「自分には母のようにはできない」と思っている人もいますが、母親と同じようにしなければいけないということはありません。結婚生活はパートナーと二人で自由に築いていくもの。そして自分がどんな結婚生活を送りたいかは、先に自分で決めてよいのです。 本記事では、ふたりの働く女性の結婚までの軌跡を聞かせていただきました。 ▶つづきの【後編】では、経済的に自立している女性が、婚活に成功して幸せな結婚生活を送るために知っておいてほしいことを伊藤さんにお伺いしました。
アラフォー・アラフィフ専門婚活カウンセラー 伊藤友美