かんぽ不適切販売問題 日本郵政らが会見(全文3)年賀状のノルマは廃止済み
なぜ資金ニーズが二重払い選択の理由になるのか
朝日新聞:これ、1つ目のケースは二重払いになっている、2つ入っている期間ができたということだと思うんですけど、2つ保険料を払うことが顧客の資金のニーズが理由であるというのがちょっとよく分からなくて。 植平:え? すみません、ちょっとよく分からなかったです。 朝日新聞:わざわざ顧客の資金のニーズがあるっていうことが、なんで二重払いをする理由になるんですかね。 植平:お客さまが二重払いというか、2つ保険をお入りになっていて、それで、このお客さま自身の、2つ入ってたんだけども、入っていたかったんだけれども、少し手元の資金が足りなくて、解約をして資金の捻出を行うということが、お客さまのニーズで、ご意向で決められたということが確認できたので、という趣旨でございます。 朝日新聞:これ、解約を遅らせたって書いてるじゃないですか。解約を早めたっていうんだったら、その理由は分かるんですけど、わざわざ解約を遅らせたのが、資金が欲しいニーズっていうのが意味がちょっと分からないです。 植平:もともと、このE事案、旧契約に入っておられて、新契約に入ります。この2つの契約が走ります。つまり重複した状態で2つの契約が走ります。社内的なルール、いわゆる募集上のルール上は、前3後6のルールでいえば、6カ月を超えて、その当該契約が解約になれば、成績の評価が2分の1ではなく1になるということで、募集人がそうしたことを前提に解約の時期をずらして誘導したものであるのか、あるいはその解約の時期がお客さまの主体的なご判断でなされたものであるのかという確認をした結果、これは問題ない事案というふうに判断をしたということでございます。
全件調査の内訳を公表してほしい
朝日新聞:取りあえず次の質問で、42万件にこのご契約、全件調査で回答があったってありますけども、これの内訳、例えば再調査をしてほしいとか、苦情ですとか、42万件の、これ、激励もあったとかそういうのも書いてますけど、それの内訳を公表してほしいと思います。 植平:じゃあちょっと千田のほうから応対いたします。 千田:私のほうから回答いたします。42万件以外の件数っていうのは、これはご意向どおりで、何もご記載、はがきにご記載がなかった方でございます。その皆さまにはお礼状を差し上げて、ぜひ今後ともよろしくお願いしますという、そういうふうなことを出しております。これ、42万件は全てがご意向どおりじゃない方ではございません。ご意向どおりの方も自由記入欄にいろいろなことを書いていただいてますので、そのご意向どおりで書いてらっしゃる方も含めて42万という、そういうふうな量感でございます。ですので、先ほどの説明を植平のほうからいたしましたけれども、さまざまな手続きをしてほしいとか、ご要望が、契約内容を教えてほしいというご要望とか、感謝、称賛という、そういうふうなものもございます。 今、われわれのほうで、われわれの今のいろいろな対応に対して苦情、お叱りいただいてるのがこの内の3割ぐらい。それからいろいろ、これからしっかり中身を調査をして、契約についてこれから相談をしたいという、そういうふうな希望をされている方が2割。称賛とか激励とかいただいてる方も1割ぐらいはいらっしゃるという、そういうふうなことでございます。それ以外の方も手続きのご要望とか、具体的な要望じゃない方もいらっしゃいますけども、そういうふうな、いろいろ書いてらっしゃる方が3~4割いらっしゃると、そういうふうなことでございます。