お盆も西~東日本の日本海側中心に猛暑 太平洋側は雨降りやすく35℃下回る予想
お盆の期間となる8月13日(火)から16日(金)にかけて、西日本から東日本の日本海側や北日本では晴れて暑さが厳しい見通し。最高気温は35℃以上の猛暑日となる所がありそうだ。一方で西日本から東日本の太平洋側は雲が広がり、雨が降りやすい見通し。日差しが届きにくい分、最高気温は35℃を下回る所が多い予想だ。
お盆近づく 帰省中の車内でも熱中症対策を
今年は8月13日(火)から16日(金)にかけてお盆の期間となり、里帰りの計画をしている人もいるかもしれない。最新の16日間予報では、西日本から東日本の日本海側、そして北日本は晴れて暑さが厳しい見通し。特に九州北部から北陸では、最高気温は35℃以上の猛暑日となる所が多くなりそうだ。
一方で、西日本から東日本の太平洋側は高気圧のふちを回る湿った空気の影響を受ける見込み。そのため雲が広がり、雨が降りやすくなりそうだ。日差しが届きにくい分、九州南部から関東にかけての最高気温は35℃を下回る予想。それでも33℃前後と蒸し暑い所が多い見通しだ。
車で帰省する場合、晴れる地域を中心に車内は屋外よりかなり高温となることが予想される。そのため車内には必ず水分を持ち込み、安全を考慮した上でこまめな水分補給を行うように心がけたい。 なお、NEXCO東日本によると、今年は3連休からお盆に繋がる曜日配列となるため、前半に渋滞が発生しやすい予測だということだ。
九州~北海道 少なくとも9月頭まで高温続く
お盆期間の最高気温は九州南部から関東にかけて35℃を下回る所が多い見込みだが、気象庁は北海道・東北・北陸・関東甲信・東海・近畿・中国・四国・九州北部(山口県を含む)と九州南部は9月頭にかけて気温の高い状態が続くとして「長期間の高温に関する全般気象情報」を2日に発表した。 いったん猛暑が収まったとしても油断せず、熱中症に厳重な警戒を続ける必要がある。また、気象庁は農作物や家畜の管理にも十分注意するよう呼び掛けている。 (気象予報士・鈴木悠)