東北北部が梅雨明け 平年より5日遅く より一層の熱中症対策を
きょう2日(金)午前、東北北部が梅雨明けしたとみられると発表があった。平年と比べて5日遅く、昨年より11日遅い発表となった。これで、梅雨がある全地域で梅雨明けしたことになり、より一層の熱中症への警戒が必要となる。この先しばらくは、東北北部も含め、広い範囲で夏空と厳しい猛暑が続きそうだ。
東北北部の梅雨入りは6月23日ごろに発表があり、平年よりも1週間以上遅かった。梅雨の間、たびたび梅雨前線や湿った空気の影響を受け、特に秋田県では川が氾濫するくらいの記録的な雨量になった所もあった。 この先、東北北部ではにわか雨や雷雨はあるものの、日差しが強い夏空の日が多くなりそうだ。厳しい暑さも続くことが予想されるため、熱中症には警戒が必要となる。
なお、梅雨は季節現象であり、その入り明けは平均的に5日間程度の「移り変わり」の期間がある。梅雨入り、梅雨明けともに速報値として一旦、発表されるが、春から夏にかけての実際の天候経過を考慮した検討を秋に行い、その結果を確定値としている。