【土日の天気】止まらぬ酷暑 8月最初の週末も40℃迫る暑さ 午後は急な雷雨にも注意
8月最初の週末も危険な暑さが続く予想。土日どちらも全国260地点以上で35℃以上の猛暑日となり、40℃に迫る暑さとなる所も続出する可能性がある。熱中症に厳重な警戒が必要だ。また、気温の上がる午後は雷雲が発達しやすく、特にあす4日(日)は東京都心など平野部でも急な雷雨となるおそれがある。熱中症とともに、空模様の変化にも気をつけたい。
山形県に今年初熱中症警戒アラート発表中
きょう3日(土)も沖縄から東北の広い範囲で朝からよく晴れて、午前11時までの最高気温は福岡県太宰府市で36.6℃、奈良県吉野郡十津川村風屋(かぜや)36.5℃など全国64地点ですでに35℃以上の猛暑日となっている。
午後も力強い日差しの照り付ける所が多く、このあと全国約280地点で猛暑日となる見通し。京都や大分県日田市は39℃と40℃に迫り、人の体温を超えるような危険な暑さとなりそうだ。東京都心は3日ぶりの猛暑日が予想され、山形は36℃と東北でも猛暑日になる所がある見通し。
37都府県に熱中症警戒アラートが発表され、先日記録的な大雨となった山形県にも今年初めて熱中症警戒アラートが発表されている。復旧作業中もこまめな水分補給を心掛けるなど、熱中症に厳重な警戒が必要。
なお、気温の上がる午後は内陸や山沿いを中心に急な雷雨となる可能性がある。夏休みで川や山へレジャーに行く予定がある場合は、天気の急変にも注意したい。
酷暑収まらず 都心など平野部でも雷雨おそれ
あす4日(日)も朝から晴れる所が多く、体に酷な暑さは収まりそうにない。予想最高気温は全国約260地点で35℃以上の猛暑日が続き、大分県日田市39℃など40℃近い暑さとなる所が続出する見通し。40℃以上となる所もあるかもしれない。 昼間だけでなく朝晩も気温が下がりにくくなっているため、夜間も意識的に水分補給を行ったり、エアコンを使用するなどの熱中症対策が必要だ。
また、あす4日(日)も午後を中心に天気が急変するおそれがある。あす4日(日)は内陸や山沿いだけでなく平野部でも発雷確率が高く、東京都心でも先月31日夜のような雷雨となるおそれがある。空模様の変化にも注意が必要だ。
遠くで雷の音が聞こえたり、急に黒い雲が近づいてきたり、冷たい風が吹いてきた場合は天気が急変するサインとなる。すぐに頑丈な建物内に移動した方がいいだろう。 (気象予報士・鈴木悠)