【F1】角田裕毅とRBに何が起きているのか「後半戦いまだノーポイント」ハースのみならずウイリアムズにも先行を許す
【次のシンガポールはドライバーの腕に期待】 角田は言う。 「後ろのほうからスタートすると、こういうことが起きる可能性も大きくなります。今後はこういうことにも気をつけていきたいし、やはり予選でトップ10に入ることが重要だと思います」 ライバルとの相対的なパフォーマンス不足が深刻になりつつある。 2週連戦の開催となる次のシンガポールGPも90度コーナーが連続する、似たような市街地サーキットだ。これまでであれば得意な部類のサーキットと言えたが、アゼルバイジャンでの苦戦を見てしまうと、そうとも言いきれなくなってくる。 そんななかでも、バクーに比べてストレート成分が少なく、ドライバーの腕でなんとかできる部分が多いシンガポールでは、予選でQ3に進んで堅実なレースがしたい。 「タフなレースになると思いますけど、気持ちをリセットしてがんばりたいと思います。少しでも上のグリッドからスタートできるようにしたいと思います」 後半戦に入っていまだポイント獲得が果たせていないRBとしては、絶対に落とすことのできないレース週末になりそうだ。
米家峰起●取材・文 text by Yoneya Mineoki