「ファビーニョの後継者を確保できたと確信できる」 リヴァプールにとってスビメンディは理想の守備的MFなのか
遠藤航に関しては長期的な解決策ではないとの声も
移籍市場で静かな夏を過ごしているリヴァプールだが、数少ない重要補強ポイントに挙げられてきたのが守備的MFだ。ここは昨季遠藤航がカバーしてきたポジションで、昨季後半戦は絶対的な主力になっていた。 ただ、31歳を迎えている遠藤には当初より長期的な解決策にはならないとの声もあった。年齢的なことを考えても、リヴァプールが複数コンペティションを戦っていくには若い守備的MF獲得へ動く必要があるのだろう。 現在候補に挙がっているのがレアル・ソシエダMFマルティン・スビメンディだ。スペイン代表でもプレイする25歳のスビメンディについて、データサイト『WhoScored』は昨夏にリヴァプールを退団したMFファビーニョの後継者にふさわしいと評価する。 「ジョーダン・ヘンダーソンとファビーニョの退団に伴い、リヴァプールが中盤の大幅な刷新を余儀なくされるのは明らかだった。そのうえで、遠藤航は中盤の問題に対する長期的な解決策ではなかった。遠藤は1つの繋ぎ役だったのだ。昨季の遠藤はリヴァプールで活躍したが、クラブが若手の守備的MFを求めるのは必然であり、現在はマルティン・スビメンディが候補になっている」 「契約はまだ完了していないが、スビメンディ獲得ならファビーニョの後継者をようやく確保できたと確信できる。スビメンディはファビーニョほどのフィジカルはないかもしれないが、スビメンディは過去2シーズンのラ・リーガにて、中盤でボールを奪った回数 (235 回) が他のどの選手よりも多い」 遠藤にとってはライバルとなるかもしれないが、中盤でボールを奪取できる選手が複数必要なのは確かだ。新戦力としてスビメンディは理想のターゲットか。
構成/ザ・ワールド編集部