あなたの家は大丈夫?2000年以前の建築は要注意!まずは、耐震診断で住まいの危険度チェック。耐震性「1.0」を目指して耐震補強を
◆安全への第一歩は家の健康診断 そのため、家の現状を知ることが何よりも大切です。下に、地震に弱い家の特徴を6つ挙げました。 ご自身で判断しやすい例で言うと、家の中でシロアリや羽アリを見た、大きな車が近くを通ると揺れを感じる、といった場合は耐震性が低い可能性があります。 少しでも不安がある場合は、専門家による耐震診断を受けましょう。人間の健康診断と同じで、家の弱い部分がわからなければ適切な対策を施すことはできません。 市区町村の建築指導課、防災課など担当窓口に相談すれば、簡易診断を受けることができます。ここまではほとんどの自治体が無料。その結果次第で、専門家による詳しい耐震診断を受けるか判断しましょう。 【CHECK!】わが家は地震に強い?弱い?まずは、住まいの危険度をチェックしてみましょう。 複数あてはまる場合は、地震で損壊しやすい家の可能性があります。 □ 2000年より前に建てた 1981年改正の新耐震基準では柱と梁の接合部などの規定がまだ明確ではなく、施工業者によって強度に差がある □ 家の平面がL字やコの字など複雑な形、または増築している 正方形から遠ざかるほど家の重心のバランスが悪くなる。弱い部分に力が加わると建物がねじれ、損壊の原因に □ 1階に大きな窓や入り口がある 下の階を強固にするのが耐震の基本。1階の壁の量が少ないと耐震性が低くなる。ビルドインガレージも要注意 □ 屋根が重い素材でできている 家は上が軽いほうが安定する。屋根が瓦など重い素材でつくられていると、家の重心が高くなり揺れが増幅 □ 1階と2階で壁のある場所が一致しない 壁が同じ位置にないと地震の力が2階から1階へスムーズに流れず、2階の床に大きな負担がかかってしまう □ メンテナンスをしていない 木造住宅に水は大敵。雨漏りや水漏れを放置すると木が腐り、シロアリ被害を招くことに。家の耐久性も低下する ▼もう少し詳しく調べたい方は……国土交通省監修・日本建築防災協会編集の「誰でもできるわが家の耐震診断」で、簡単に耐震性をチェックすることができます
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